終活講座「エンディングノートの話」8
3-⑧葬儀・墓・仏壇・遺品整理
・葬儀の基礎知識を得る
・TVでよく宣伝しているのを見かけるでしょうが、昨今葬儀業者の拡大さは、目に見はるところ大です。
また、お墓自体も、「墓じまい」の言葉に代表されるごとくに変貌しています。
これもまた、何が大切なのかを考える事ですが、その基本とする所は、やはり、家族同士の思いやりです。
そして、「墓じまい」「散骨」なども、過去の風習とは、全く違いますので、家系と言うもの自身を考えることも必要です。
生きている時がどれほど大切かなのは誰しもわかっていますが、後世の事も考えるに際して、其れで正しいのかどうかを家族全員で話し合ってみましょう。
これも家族全員でよく考える必要性は、とても高いものです。
・費用を積立の形でする冠婚葬祭スタイルも多いです。この場合は、違約金が高いのも調べておきましょう。
一般の書籍も一冊は必備して、葬儀の概略的な知識でも、知っておきましょう。
例)「喪の腕章は、黒礼服には着けない。」
葬儀も、業者によって、やる項目が違います。後で、これがない・あれがなかったと言ってもどうしようもありません。生前に確かめておきたいものです。
・勉強のひとつとしては、近所・仕事先等葬儀があった時は出来るものなら、参列しましょう。また、あなたの子供たちも参列できるときは一緒に参加させます。
それにより、葬儀と言うもの・命と言うものをあなたもあなたの子供にも勉強になります。
「死から遠ざかる」のではなく、「死に向き合う事」が「死を乗り越える」支えになる(難しいことですが)と言います。
・お墓、仏壇
墓の選定も、市町村では抽選でもありますし、難しいものです。
田舎の様に広い土地があるところならいざ知らす、昔からの街中では、一坪もないところもあります。
マンションスタイルの墓地形式もよく目にする所です。
お墓・仏壇など、基本からすれば、とても費用の掛かるものですし、簡単に決められることではありません。
貴方の家の、宗教・宗派・本山・お参りの仕方など、普段から十分認知して、慣れておきましょう。
お墓の大きさ値段などの判断の基準は、収入に見合ったものと言うのも一つの標準でもあります。
また。仏壇も同じくです。田舎では、昔から、仏壇の大きさ値段などは、競い合うほどのものであって、その家の財産の度合いを示すものでもありました。
いまは、そのような広い場所も家にありませんので、それ程に誇示する必要もない気もします。その理由のひとつには後世において、これらの「守り=維持」をしていくことに、難儀になっても困ります。
・市営のお墓などでも、その扱い方、継承の仕方など自治体いによっても違うので、それも確かめておきましょう。
※参照 下記ブログ
・遺品整理
これは、生前からの家族での話し合いによるところが大です。
これこそ断捨離がとても問題になります。
その話の中で、先祖代々伝わるものも兼ねていたりしたら、余計にその保存等、困るところが多きいでしょう。形見分けとしてのものも、誰にどれを、と言うようなこともあればなおさらです。