利休梅
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/454ea995902960827cbd3cb7304365e4 【利休梅(リキュウバイ)】より
日本庭園の木々に柔らかな雰囲気の白い花が満開でした
これまでに何度も訪れている庭園ですが この白い花を観るのは初めてです
名札には「利休梅(リキュウバイ) 千利休が愛し茶花に使った」との説明が
帰宅後に調べてみると、この花は明治時代末期に中国から渡来。実際には千利休がこの利休梅を見たことはなかったと思われます。利休「梅」と言われるけれどヤナギザクラ属で、ウメの仲間ではないようです。
直径5cmほど 花びらは薄く丸く風にゆらゆらと揺れていました。やさしげな雰囲気の控えめな花です。顔を近づけてみましたが、香りは感じられませんでした。今日も最後まで観て下さってありがとうございました。
http://www.osenkou.com/skaori18.html 【堺、香りの物語~18章 利休梅の花~】より
利休鼠や利休色など、利休の名を冠した色の名称は沢山ありますが、花の名前となるとどうでしょうか。利休が好んだとされる茶花は沢山あるものの、案外、利休~といった具合に利休の名前を冠した花の名前はそれほど多くない様子です。
例えば、庭木として知られる利休梅や園芸種で「利休」と名付けられている椿などありますが、やはり利休の名前を園芸種に付けるとなると、少し敷居が高いのかも知れません。
さて、利休梅(りきゅうばい)ですが、もともと中国原産で、明治時代に日本に入ってきたとされています。中国での名前は「白鵑梅」。春に枝先に花径4cmほどの大きさで、五弁の梅に似た白い花を咲かせます。この野趣溢れた可憐な花は、茶花としても尊ばれてきたとされますが、直接利休と縁のある花ではないようです。
利休梅と命名された由来は諸説あるようですが、そのひとつが「花が咲く頃が、ちょうど利休忌の頃に咲く」といった謂れがあります。
利休が秀吉の命により切腹した日が天正19年(1591年)3月26日とも27日とも言われますが、丁度その頃に庭に咲くので利休梅と呼ばれるようになったという説です。実際の利休梅の開花時期は4月上旬から5月頃までとされるので、春先から暫くの間、楽しむことが出来るようです。
他の説では、利休が仕覆に使ったとされる梅鉢紋の緞子を「利休緞子」あるいは「利休梅緞子」などとも呼ばれますが、この利休緞子の柄を彷彿される花なので、この名前が付いたとも言われます。
ソメイヨシノの花が咲き終わった頃、利休梅の花が咲き始めるそうですが、案外地味な印象の花なので身近なところで咲いていても気付かないかもしれません。春になる頃、近くを散策して是非利休梅を見つけてみたいと思います。
https://ameblo.jp/route-atm/entry-12016815049.html 【利休梅(リキュウバイ)】より
庭の利休梅が満開を迎えています。今年はすごくキレイに咲いてくれた。
利休梅(リキュウバイ)
バラ科の落葉低木。中国原産。桜の咲き終わる頃に、真っ白な花が咲き出します。
梅という感じを使ってるけど、梅とは違う属。実はなりません。
ウチの利休梅は、3mくらいの高さ。ほったらかしても、それほどは大きくならないみたい。
こんな感じで、びっしりと咲いてくれます。他の花木とは違う雰囲気。
細かく見ると、この植物の特徴が他の花木とちょっと違う。
こんな形の花。桜やジューンベリーとかの他のバラ科の花木と、形も雰囲気も結構違う。
大きさもヤマブキの花よりも大きい花で、桜や梅よりずっと大きい。完全な純白の花です。
春に咲く他の花木との一番の違いは、花と葉が一緒に出てくること。だから花が咲いている利休梅では、必ず緑も一緒に見えています。葉はこんな長い楕円で、意外と目立つ葉です。
https://blog.goo.ne.jp/rocky63/e/479b988d6b587bb99047c89a4fb74fdb 【リキュウバイ (利休梅/利久梅) の由来】より
神代植物公園の池近くに、株立ちという感じの、丈150cmほどの幾本もの幹の先に白い花が穂のように咲いています。これがリキュウバイだそうです。
戦国時代の茶人千利休が名づけたという説から、茶人がよく使うので利休にちなんで名づけたという説もあります。どうも利休本人が自分の名前を付けるはずがない、と思ってさらに検索すると、信州大学理学部のHP にこうありました。
バラ科 Rosaceae ヤナギザクラ属 Exochorda
明治末期に中国から渡来し、各地に植栽
別名: ウメザキウツギ・バイカシモツケ
古くから茶花や切り花に利用されていたため、茶祖千利休の名を
取って、「利休梅」と書くこともあるが、本来は「利“久”梅」である。
なるほど、利休が名付け親ではあり得ないですね。 しかしなぜ「利久梅」か、までは書いてありませんでした。明治末といえばそれほど昔ではない (?) のに、もうこんなに諸説が生まれるというのも千利休の偉大さということでしょうか。
またヤナギザクラという花もあり、それは花の形はよく似ているが、花びらの付け根が離れていて、樹の丈が3~4mになり枝垂れてくるのだそうです。それはまだ見たことがありません。 (東京都調布市 神代植物公園 070324) リキュウバイ500年後の名付け親 rocky