ZIPANG-10 TOKIO 2020 450年続く城端絹を唯一受け継ぐ機屋 強み:薄くて軽く、自然な光沢の絹織物 ~解体一歩手前の文化財「織館」を、地域の拠点へと再生~
城端絹 松井
わたしたちの思い
450年続く城端絹を唯一受け継ぐ機屋
強み:薄くて軽く、自然な光沢の絹織物
松井機業は明治10年(1877年)の創業時から、伝統ある城端絹や、しけ絹と和紙を貼り合わせたしけ絹紙を一貫生産し、販売する老舗の機屋です。絹織物の需要が時代とともに変化する中で、求めてくださるお客様がいらっしゃる限り、機の音は途絶えさせないという思いひとつで続けてまいりました。 一般住宅の襖の張り替え、建具や表具用の絹織物が主な生業ですが、近年はしけ絹の風合いを生かしたインテリアや服飾品など、素材の受注も多く承っております。
私たちの強みは、絹本来の美しさを引き出す機織りの技術、自然由来の光沢を生かす精錬や染色、しけ絹と和紙を張り合わせる技術など、糸繰りから一貫して行えることです。昔ながらの機械と人の手を巧みに用いて緯糸を使い分け、節があっても織り込める唯一無二の城端絹を生産し、特に国内では二軒しか作れないしけ絹には定評があります。
絹という素材は、人工物と自然との境界を曖昧にすると考えています。絹地から透ける光は目にやさしく、空気を清め、居住空間を整え、人と自然とのつながりを思い起こしてくれます。
しけ絹が結ぶご縁は不思議で、自然素材のここちよさ、絹の温もりを肌で感じたいという方と、惹かれるように出逢います。 日本独自のシルク文化を継承し、娘や孫の代まで遺していくために、世界中のお客様に永く愛されるプロダクトを織り続けます。
松井機業 6代目 松井 紀子
解体寸前だった富山・城端の文化財「織館」再生プロジェクト、
4月30日までクラウドファンディングを実施中
開始10日で目標金額を達成、ネクストゴール500万円に挑戦中
450年続く絹織物文化を唯一継承する株式会社松井機業(本社:富山県南砺市/代表取締役:松井 紀子)は、国登録有形文化財「織館(おりやかた)」を地域の新たな拠点として再生する
プロジェクトを推進中。
クラウドファンディングでは、開始10日で目標金額を達成し、現在はネクストゴール500万円に挑戦中。募集は2025年4月30日(水)まで。文化と建物の“記憶”を未来へつなぐ取り組みとして、今、全国から注目を集めています。
「織館」の外観
■解体一歩手前の文化財を、地域の拠点へと再生
「織館」は昭和3年築。城端の絹産業とともに歩んできた歴史的建造物で、現在は国の登録有形文化財に指定されています。
かつて織物体験施設として活用されていたものの、令和5年に閉館。以降、借り手が現れず、解体の危機に直面していました。
この危機を前に、「町の人たちの記憶にある場所を守りたい」と、地域の織物産業を支えてきた松井機業が建物を引き継ぎ、再生プロジェクトを始動。クラウドファンディングで共感の輪が広がり、すでに支援金は300万円を突破しています。
■再生の先に描く未来:「SHAREじょうはな織館」
建物の名称を新たに「SHAREじょうはな織館」とし、「幸せや喜びを分かち合える場」という意味を込め、再生を目指します。
「織館」未来のイメージ
【展開予定スペース】
・コミュニティカフェスペース
地元の人気ベーグル店「sino.a Bagel dining」が常設店舗をオープン。観光客も町の人も気軽に集える、日常の“にぎわい”の場に。
・シェア本棚スペース
本を通して自然な交流が生まれ、地域の方や観光客がゆったりと時間を過ごせる、心地よい憩いの場に。
・ワークショップスペース
織物体験、子ども向け教室、文化人との交流など、多世代・多地域をつなぐ創造と交流の
空間として活用。
平面図
■「なくなる前に守りたい」を行動に
今回の取り組みは、地方の文化財や地域資源が維持困難により失われつつある現状に対し、地域民間事業者が自ら資金調達・再生を試みる好例といえます。
現時点で支援者は全国に広がり、クラファンページには「子ども時代の思い出が詰まった場所。応援しています」「文化を次世代へつなぐ取り組み、素晴らしいです」といった声が多数寄せられています。
■支援金の使い道
・建物修繕・設備整備
・広報・運営費
・クラファン関連諸経費
■リターン情報(一例)
・5,000円 :純粋に応援(お礼のお手紙)
・5,000円 :応援ドリンクチケット500円×10枚
・7,000円 :お楽しみベーグルセット
・30,000円 :お名前プレート(法人向け)
・40,000円 :わんこ用ポール設置応援
・100,000円:お名前プレート特別版
■コメント|代表 松井 紀子
「この場所は、誰か一人のものではなく、町の人の“記憶”そのもの。文化財としての保存だけでなく、誰もが集える“開かれた空間”として、もう一度息を吹き込みたい。共に未来をつくる仲間として、ぜひ応援いただけたら嬉しいです。」
■プロジェクト概要
プロジェクト名:「なくなる前に守りたい」富山・城端の文化財
「織館」を地域の交流拠点に!
実施期間 :2025年4月1日~4月30日(CAMPFIRE)
支援形式 :All-in方式(目標金額達成済/ネクストゴール挑戦中)
■施設情報
SHAREじょうはな織館
所在地 :富山県南砺市城端648-1
営業時間 :11:00~18:00(水~日曜)
本オープン予定:2025年5月9日(金)
■会社概要
社名 : 株式会社松井機業
代表者 : 代表取締役 松井 紀子
所在地 : 〒939-1815 富山県南砺市城端町3393
創業 : 明治10年3月
資本金 : 3,200万円
事業内容: 絹織物製造販売
ショールーム(平日13:00~17:00 / 土日休)
〒939-1815 富山県南砺市城端3393
0763-62-1230(平日9:00~17:00)
info@matsuikigyo.com
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
奄美泥染め 古代天然染織工房 金井工芸
奄美泥染めについて
奈良東大寺や正倉院の献物帳に「南島から褐色紬が献上された」との記録が残されています。 それが奈良朝(710~784年)の頃、約1300年ほど前になります。
そんな起源がある本場奄美大島紬は分担業で製織され、糸、絣染めを行う工程として泥染めを行います。
奄美大島に自生する車輪梅(方言:テーチ木)を煮出した染料(タンニン酸)と 亜熱帯気候、150万年前の古代地層などの影響で鉄分豊富な泥田で染め上げる手法です。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 古代染色奄美大島紬&琉球の彩りあふれる染織物
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8296756
島の人
ようこそ、奄美へ。シマッチュのおもてなしの心
わぬやこのシマに 親ハロジうらぬ わぬ愛しゃしゅん人ど わ親ハロジ
「私はこの土地に 親・親類はおりません 私を愛してくださる方が 親・親類です」
糸や切りりば 結びもなりゅり 縁ぬ切りりば 結びならぬ
「糸は切れても 結び直すことができる 人の縁が切れたら 結ぶことはできない」
水や山うかげ 人や世間うかげ
「水があるのは山のお陰 人があるのは世間のお陰」
奄美大島には、豊かな山が育む豊かな海がある・・・
しかし奄美の魅力は自然だけではありません。島唄や八月踊り、神へ祈る伝統行事や100を超える工程を経て完成する本場奄美大島紬などの伝統産業。島人が育んできた文化もまた、どこにもない、奄美だけの豊かさのひとつです。
夕日とともに友人らと浜に集うひととき。祖母が紡ぐ、大島紬を機織る音。港に色とりどりのテープが舞う、別れの風景。古来から島人たちが大切にしてきた島の風景・情景・背景は、来訪者の心にどこか懐かしいあたたかさを感じさせます。
それは、現代社会で失われつつある“豊かさ”が、まだこの島に残っているからかもしれません。自然だけでなく、島人たちが育んできた文化や営みそのものが、島の誇るべき“豊かさ”なのです。
神秘と豊穣の文化にぜひ触れてみて
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「古来より、海の彼方からやってくる来訪者『まれびと(稀人)』を歓迎しもてなす文化を持つ奄美の人々とは(その弐)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4086061
遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト
-世界に誇る、遠州の美しい景観と織物を未来に遺す-
■プロジェクトの発足経緯
休耕田や耕作放棄が進む「久留女木の棚田」では、「久留女木地域振興協議会」を立ち上げ田畑の活用や棚田保全を進めるべく地元企業との連携を模索していました。
かつて遠州一体では綿花栽培が盛んだったことから繊維産業が発展した経緯もあり、遠州織物を扱う地元アパレル企業HUISと地元産業の活性化や環境保全の理念を共有し、本プロジェクトをスタートしました。
■プロジェクト協力事業者・団体
綿花栽培・収穫:久留女木地域振興協議会、竜宮小僧の会、
静岡文化芸術大学・引佐耕作隊
綿繰り :障害者就労・生活支援センターだんだん【浜松市】
紡績 :大正紡績株式会社【大阪府】
整経 :杉村整経【浜松市】
糊付け :和田サイジング【浜松市】
へ通し :マルマス経糸準備【浜松市】
生地企画・製織:カネタ織物株式会社 【掛川市】
晒し・染色 :大長【滋賀県】
製品企画 :ウィンスロップ【東京都】
裁断・縫製 :ライムコーポレーション【福島県】、
株式会社トセジマガーメント【福島県】、
有限会社ワイズファッション【秋田県】
検品・プレス :株式会社サンロジ【東京都】
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-10 TOKIO 2020『遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト』-世界に誇る、遠州の美しい景観と織物を未来に遺す-
https://tokyo2020-10.themedia.jp/posts/56386608/
「博多織伝来 777 年」
「久留米絣の考案者(井上 伝)没後150 年」
経済産業省は、伝統的工芸品の魅力をより積極的に国内外へ発信していくために、昭和59年から11月を「伝統的工芸品月間」と定め、全国各地において普及啓発事業を行っております。今年は福岡県や東京都の各地で様々なイベントを実施し、伝統的工芸品の魅力を発信します。
Ⅰ. 伝統的工芸品月間全国大会とは
伝統的工芸品月間の中心的な催事であり、昭和 59 年より実施しています。全国の伝統的工芸品が一堂に会した展示・販売・製作実演・製作体験等、経済産業省、(一財)伝統的工芸品産業振興協会(以下、伝産協会)、日本伝統工芸士会、自治体それぞれが主催する催事を併せて開催しています。初日には、記念式典(伝統的工芸品産業功労者等への経済産業大臣表彰)を実施します。
Ⅱ. 平成30年度 全国大会の概要
今年の全国大会は、昭和 63 年開催以来30 年ぶりとなる、福岡県で開催いたします。
「博多織伝来 777 年」、「久留米絣の考案者(井上 伝)没後150 年」、「小石原焼伝統産業会館20周年」などの節目を迎える本年に、大会の開催を通して、福岡から国内外へ向けて、伝統的工芸品の素晴らしさや日本の伝統文化の魅力を発信していきます。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-2 TOKIO 2020 経済産業省「 伝統的工芸品月間全国大会開催! 」のご案内
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5062913
「伝統の技」×「現代の技・アイデア」
ものづくりの根源に宿る“日本人的美意識”を伝承していく。
それが、Bank of Craftの使命です。
「伝統の技」×「現代の技・アイデア」で 未来の伝統工芸の形を創造する「Bank of Craft」 伝統工芸のリ・デザインを活用した 4つのコラボレーションをスタート
株式会社JTBと株式会社ジェーシービーの合弁会社である株式会社J&J事業創造(東京都港区、代表取締役社長:森 保幸、以下 J&J事業創造)は、「伝統の技」×「現代の技・アイデア」で未来の伝統工芸の形を創造するプロジェクト「Bank of Craft」の一環として、現代のクリエイターが伝統工芸の文脈や歴史からインスピレーションを受け、それぞれの解釈で考案したデザイン柄=リ・デザインを活用した4つのコラボレーションをスタートしました。
今回展開するコラボレーションは、以下4つです。(1)(2)(3)は2023年11月30日からスタート、(4)は2023年12月中の開始を予定しています。
(1)企業コラボレーション
福岡「博多織」×株式会社伊藤園×Masatoo Hirano(アートディレクター)
(2)SDGsコラボレーション
群馬「桐生織」×廃棄ビニール傘から生まれたブランドPLASTICITY(株式会社モンドデザイン)×Emi Arihisa(アートディレクター)
(3)地域コラボレーション
静岡「駿河和染」×茶屋すずわ(静岡のお茶問屋)×Hal Shibata(アートディレクター)
(4)デジタルコラボレーション
京都「西陣織」×NFT※デザイン×Masahiko Kajima(アートディレクター)
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-8 TOKIO 2020 「 伝統の技 」 × 「 現代の技・アイデア 」で 未来の伝統工芸の形を創造する‐古今折衷‐「Bank of Craft」
https://tokyo2020-8.themedia.jp/posts/50448280
~古今折衷~ 京都 西陣織 「細尾」
日本の美しい布
西陣織の老舗「細尾」では、2019年9月、織物をメディアとして日本の歴史、文化、そして未来について発信するHOSOO GALLERYをオープンいたしました。
そのオープニングとして開催した展覧会「 THE STORY OF JAPANESE TEXTILES『日本の美しい布』」では、「細尾」12代目の細尾真孝氏が日本国内33箇所の産地を訪ね歩き、古くから伝わる布の技巧や美しさを独自の視点で記録したドキュメンテーションを、布のコレクションと映像作品によって構成し、展示しました。
布のコレクション
2015年から4年の歳月をかけて細尾が訪ねた「越後上布」「黄八丈」「京友禅」「大島紬」など33箇所の産地に焦点を当てました。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 ~古今折衷~ 京都 西陣織 「細尾」の哲学とは!
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/15073102
“Ambient Weaving”とは
「環境情報を表現する織物」
「環境そのものが織り込まれた織物」を指します。
西陣織は、つねに最先端の技術を取り込みながら発展してきました。本共同研究では、東京大学筧康明研究室、ZOZOテクノロジーズが開発してきた先端素材やデバイスを、1200年の長きに渡り美を追い求める中で発展してきた西陣織特有の構造や意匠を持つ細尾のテキスタイルに織り込むことで、周囲の環境情報と織物を媒介する様々な機能と表現の両立を試みてきました。
"Ambient Weaving ── 環境と織物” 展では、外部温度によって色彩が変化するテキスタイル、紫外線によって硬化するテキスタイルなど、これまでの研究成果をいくつかのプロトタイプ作品として発表いたします。
本共同研究では、昨今加速するテキスタイルの機能面での進化に加えて、意匠面の革新に目を向けています。テキスタイルのもたらす機能に対して意匠を両立させること、そして新しい機能を用いることで可能になる意匠の開拓に挑戦しています。
織物の歴史は、人類の歴史と同等に壮大なものです。歴史を振り返れば、織物とは、常に人類が環境と対話するなかで作り上げてきたものにほかならないことが見えてきます。
植物繊維や動物繊維といった自然環境の素材による糸を織物に用いるだけでなく、いわゆる「草木染め」のように植物によって織物を染色するほか、こと日本においては、織物に花鳥風月といった自然のモティーフを扱うことが盛んに行われてきました。
現代の我々にとって、もはや手付かずの自然は身近ではなく、むしろ人工的に形成されてきた環境のなかでの生活が当たり前となっています。「人新世」と言われ、しばしば「自然」という概念そのものの見直しが議論される現代において、環境と織物の新しい姿とはどのようなものでしょうか。
本展示 "Ambient Weaving ── 環境と織物” は、こうした問いを据えつつ、先端テクノロジーと伝統技法を掛け合わせることで、織物の機能と意匠を両立した新たな表現や体験の拡張を試み、現代における人間と環境と織物のあり方を提示するものです。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 ~古今折衷: HOSOO GALLERY~ ” Ambient Weaving ⇋ 環境と織物”展と建築
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/15175141
新春の京都御所【宮内庁】
本展示では、新年にふさわしく、古来瑞鳥として愛でられてきた鶴の襖絵8面を展示します。襖は京都御所の上の間にあるもので、金砂子を用いた霞の中に鶴の群れが画かれており、北面では松が枝を広げ、西面では白梅が絵に華やぎを添えています。
筆者の中島来章は(1796~1871)は、京都で大きな勢力を誇った丸山派の幕末における中心人物で雅号には「鶴江堂」と鶴の字を用いています。
来章は同時代の横山清暉、岸連山、塩川文鱗と共に「平安四名家」と評されました。
今後も毎年、新春にふさわしいものを展示する予定です。
御常御殿は、豊臣秀吉による天正18年(1590年)の内裏(だいり)御造営の際に、古代より天皇の日常のお住まいであった清涼殿からその機能を独立させて建てられた御殿です。
現在の御常御殿には、孝明天皇や明治天皇がお住まいになり、明治2年に東京にお移りになった後も、明治天皇、大正天皇及び昭和天皇が、第二次世界大戦中に至るまで京都ご滞在の際にお使いになりました。
上段の間 天皇の御座(ござ)と帳台構(ちょうだいがまえ)
上段の間・中段の間・下段の間の3室は、畳を敷き詰め、床面の段差や天井の仕様を変えて室内の空間の序列を表すなど、書院造の様式がみられます。その一方で蔀戸(しとみど)を備え、天皇の御座(ござ)の後ろに剣璽(けんじ)の間の入口となる帳台構(ちょうだいがまえ)を設けるなど、古代以来の宮廷文化の特徴も併せ持っています。
蹴鞠装束の色や文様
蹴鞠は、約1,400年前に、中国から日本に伝えられたといわれる球戯の一種です。蹴鞠は勝敗を争うものではなく、いかに蹴りやすい鞠を相手に渡すかという精神のもと行われるものです。
鞠装束姿で8人で輪になり、鹿革製の直径約20センチメートル、重さ約120グラムの鞠を蹴り上げます。
蹴り上げる際には受け渡しの合図である「アリ」「ヤア」「オウ」の声をかけますが、これは鞠の精とされる「夏安林げあんりん」「春楊花しゅんようか」「秋園しゅうおん」に由来するとされています。
蹴鞠をする人を鞠足まりあしと称し、鞠足の階級によって烏帽子の種類や装束の色や文様などが決められています。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-8 TOKIO 2020 令和6年 京都御所 新春の展示!ご案内【宮内庁】
https://tokyo2020-8.themedia.jp/posts/50773883/
「最上紅花」 は
「北前船」のプリマドンナ 寄稿文 日原もとこ
「紅花資料館」の紅花畑
この資料館は、近郷きっての富豪だった堀米四郎兵衛の屋敷跡である。屋敷の総面積は約80haで、かつては土蔵が6棟、板倉が7棟もありましたが、老朽化が甚だしく、母屋をはじめ多くの建物が整理され解体されてしまった。
この屋敷には武器や生活用品および古文書など5,000点が保存してある。
昭和57年にこれらの寄贈を受けた町が、漸次整備修復を加え、昭和59年5月に「紅花資料館」として開館した。
〒999−3511山形県西村山郡河北町谷地戊1143 TEL:0237-73-3500
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 「最上紅花」 が 「北前船」のプリマドンナだったこと知っていますか?(その2) ・・・【寄稿文】日原もとこ(色紐子)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/11002749
絞り染めで発展した東海道沿いの町並みと有松絞り
伝統的建造物群保存地区とは
伝統的建造物群保存地区の制度(以下、伝建 制度)は、市町村の主体性を尊重し、都市計画 と連携しながら、歴史的な集落や町並みの保存 と整備を行うものです。
この制度は、昭和50年に文化財保護法を改 正して創設されました。戦後の国土開発や、高 度経済成長に伴う無秩序な都市開発の中で、民 家などの伝統的な建物が急速に姿を消し、歴史 的な市街地や農村景観が失われていきました。
昭和40年代に入るとこの状況に対する危機感 が募り、みんなが懐かしいと思う風景を大事に しながらまちづくりを進めようとする市民運動 が各地で起こりました。また、これに応えて、市町村が独自に条例等を制定し、地域の歴史的 な風致を保護する取り組みが生じるようになり ました。
「保存」を通して地区の生活や生業に新たな 息吹を呼び込もう。こうした住民の意欲と地元 自治体の取り組みを、国が後押しするために設 けられたのが、伝建制度です。 今日までに、この制度により、多様な集落・ 町並みの保存が進められています。
個性的な歴史的景観を活かして活気を取り戻した地区がい くつもあります。 地域の豊かな未来に向けて、この制度を上手 に活用してください。
有松絞りの歴史
絞りの町有松は、江戸時代の初め、徳川家康が江戸に幕府を開いてまもない慶長13年(1608年)に、絞り開祖竹田庄九郎らによって 誕生しました。
有松絞りの歴史は、尾張藩が有松絞りを藩の特産品として保護し、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたことからはじまりました。
旅人が故郷へのお土産にと、きそって絞りの手拭、浴衣など を買い求め、これが街道一の名産品となり、その繁栄ぶりは、北斎や広重の浮世絵にえががれたましたが、鳴海の宿は有松を描いたもので、「名産有松絞り」と記してあります。
昔の繁栄と、日本建築の美しさを今に伝える町並みは、200年を経過した貴重な文化財です。その景観は、名古屋市の町並み保存指定第一号として、また全国町並み保存連盟の発祥地としても知られています。
(詳細・画像は下記のURLからご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「絞商の豪壮な屋敷構えを特徴とする,絞り染めで発展した東海道沿いの町並みと有松絞り」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1542303
世界文化遺産「旧富岡製糸場 繰糸場」
旧富岡製糸場 繰糸所
富岡製糸場(史跡、重要文化財)
明治5年(1872)に明治政府が 設立した官営の器械製糸場です。和洋技術を融合して建てられた木骨レン ガ造の繭倉庫や繰糸場などが現在もほぼ完全に残されています。
フランス人の生糸検査人ブリュナの企画指導のもと、横須賀造船所の技師バスティアンにより図面化され、施工は日本人によって完成!同年10月4日、操業を開始しました。
民営化後も一貫して製糸を行い、製糸技術開発の最先端として国内養蚕・製糸業を世界一 の水準に牽引したのです。
旧富岡製糸場 繰糸所
富岡製糸場(史跡、重要文化財)
明治5年(1872)に明治政府が 設立した官営の器械製糸場です。和洋技術を融合して建てられた木骨レン ガ造の繭倉庫や繰糸場などが現在もほぼ完全に残されています。
フランス人の生糸検査人ブリュナの企画指導のもと、横須賀造船所の技師バスティアンにより図面化され、施工は日本人によって完成!同年10月4日、操業を開始しました。
民営化後も一貫して製糸を行い、製糸技術開発の最先端として国内養蚕・製糸業を世界一 の水準に牽引したのです。
世界文化遺産 国宝
旧富岡製糸場は、明治政府が設立した模範的な器械製糸工場です。
所在地
群馬県富岡市
明治5年(1872年)
木骨煉瓦造、建築面積1,726.92平方メートル、東面玄関附属、桟瓦葺
1棟
群馬県富岡市富岡1番地
重文指定年月日:20060705
国宝指定年月日:20141210
概要