Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

瀬戸内かわいい部

【開催レポート】瀬戸内かわいい部おはなし会(2019/1/27)

2019.02.15 05:07

1月27日、瀬戸内かわいい部初のオープンイベント「瀬戸内かわいい部 おはなし会」を開催しました!


この日は、岡山・広島・香川・兵庫・東京から、20人の方にお越しいただき、瀬戸内かわいい部の活動紹介のあと、瀬戸内のかわいいモノ・コトや、それぞれの活動について自由に語らいました。


お集まりいただいたのは、どなたもふわっと物腰柔らか…なのに、ひとたびおはなしすると「実はこれから、こんなことやってみようと思ってるんです」と熱い思いをのぞかせる、魅力的な方ばかり。


2時間が一瞬に感じるくらい、濃密な時間となりました。


今日は、そんな当日の様子をレポートいたします。


瀬戸内かわいい部は、「瀬戸内のかわいいモノ・コトと出会いたい、伝えたい、育てたい」をテーマに活動する、ゆるやかなコミュニティです。


立ち上がってから半年間は、少人数のイベントや、SNSでの発信をメインに活動してきましたが、「この町にはこんな素敵な人がいるんだって、もっと広く伝えたい!」と考えるようになりました。


また、魅力的な活動や思いを持つ方達どうしがつながることで「瀬戸内って、かわいい」の輪が、もっと広がっていくんじゃないか? 新しい展開につながっていくんじゃないか?


そんな風に思い、「おはなし会」を開催することにいたしました。


会場は、岡山市出石町の「pieni deux」。


市内でもカルチャーゾーンとして注目を集めるエリアの、古民家ギャラリーです。


扉を開けると、柔らかい光が差し込む白壁のギャラリー。

このやわらかな温かさと、クリエイティブな場の空気に一目惚れして、今回、会場としてお借りさせていただきました。


玄関〜受付横には、ちいさな写真展。


瀬戸内かわいい部の活動を通して出会ったかわいいモノや、すてきな人との出会いの瞬間を、部長のやすかさんのことばといっしょに展示しました。


会場には、Haco Plusさん・Atelier 703さん(奇しくもふたりとも、名前が同じナオミさん!)のふたりのコラボによる、お菓子&テーブルコーディネートをご用意させていただきました。


Haco Plusさんは、広島県福山市にある古民家カフェ。


今回、岡山まで出張でお越しくださり、コーヒーのご提供にくわえ、すてきなテーブルコーディネートまで手がけてくださいました!

ドライフラワーやキャンドルを使ってほっこりあたたかく…ところどころに瀬戸内のブルーも差し込み、シンプルな卓上をすてきに変身させてくださいました。


おはなし会のあいだも、参加メンバーから何度も「素敵!」という声があがりました。


テーブルいっぱいに並んだお菓子を作ってくださったのは、倉敷で完全オーダーメイドのお菓子工房を営むAtelier 703さん。


3種のカラフルマフィン、しっとりさくさくのロータスクッキーを重ねた濃厚チーズケーキ、ビスコッティなどなど、色とりどりのお菓子をたくさんご用意くださいました。

こちらは、瀬戸内レモンを使ったレモンケーキ。


普通のレモンケーキと違って「ウィークエンドシトロン」というお菓子の生地を使っているのがポイントだそう。


「かわいい名前ですね、でもなんでウィークエンドシトロンって言うんですか?」とお聞きしたところ、Atelier703さんからは「ウィークエンドシトロンって、週末に大切な人と食べるケーキって意味なんですよ、この会にぴったりだと思って」という、心のこもった回答が…。


その言葉通り、この日はとても大切な1日になりました。


そして14時。20人の参加者さんが集まり、いよいよおはなし会がスタート!

男木島・女木島フォトウォークの映像のご紹介からはじめ、部長のやすかさんからご挨拶。今日はみなさんお忙しい中お越し下さりありがとうございます!

まず、「瀬戸内かわいい部」ってなに? どんな活動をしているの?など、活動についての紹介を、スライドショーとともにさせていただきました。

瀬戸内かわいい部 は、瀬戸内地域のモノ・コト・場所の魅力を「かわいい」という観点から探し、切り取り、発信する活動です。


現在はおもに「SNS」「イベント」「プロジェクト」の3つの方法で活動しています。

それから、瀬戸内かわいい部が考える「かわいい」についても、ほんのすこしご紹介。


「かわいい」の感覚ってみんな少しずつ異なるので、「かわいいって、こういうこと!」と定義するのはちょっとむずかしいのですが、瀬戸内かわいい部の場合は、このスライドにあるような、おだやかでやさしい世界観を大事にしています。


「かわいいな、こんなすてきなものがあるこの町って、なんだかいとしいな」と感じさせてくれるモノにスポットをあて、その背後のストーリーや自身の思いと共に、スローペースでもていねいに発信していきたい…そんな風に考えています。


そのあとは、みんなの自己紹介タイム。

ふだんの活動や、自分のまちのかわいいモノ・コトについて、お話してもらいました。

フォトグラファー、クラフト作家、デザイナー、ライター、カフェオーナー、Youtuber etc...

 

それから、世界一周の準備中の方、岡山に移住した方をつなぐ会を主催する方、瀬戸内デニムの企画開発に取り組む方、地元フリーペーパーの編集を行う方など、ほんとうにさまざま!


かわいいモノのご紹介でも、瀬戸内海の貝殻で作られたアクセサリや、播州織のバッグ、ご自身のクラフト作品など、すてきなアイテムをたくさんご紹介いただきました。

そしていよいよ、自由なおはなしタイムのスタート!


お菓子とコーヒーを囲みつつ、会場のあちこちで

「この作品ってどうやって作ってるの?」

「おすすめのかわいいカフェや旅先は?」

「これから瀬戸内かわいい部でどんなことができるかな?」

などなど、「おはなし」に花が咲きました。


特に盛り上がっていたのは、ご自身の作品をお持ちくださった作家さんたちの周辺。


ガラス作家のいつかさんは、代表作のうつわ「link」と、色とりどりのアクセサリをお持ちくださいました。

普段は都心で活動されるいつかさんですが、今回は、このおはなし会のためにはるばる帰岡!「岡山好きだよ!」という思いを、写真中央にある桃の帯留にも込めてくださいました。

itsuka glass works


三宅さんがお持ちくださったのは、岡山県浅口市の海で取れた貝殻をつかったアクセサリ。

紫のピアスの素材はなんと牡蠣!牡蠣ってこんなきれいな色なの?と、参加者一同びっくりしました。

星とうみのまちアクセサリmalin.


かなさんがお持ちくださったのは、手に触れたとき身につけたとき、ほっこり優しい気持ちになれるように、という思いのこもったかわいいブローチ。

みなさんと作品についてお話されている間の、きらきらした笑顔がとても印象的でした✨

calm.


rikkaさんからは、ヴィンテージのパーツも使ったもふもふのイヤリング。春色カラーの作品たちを、一足早くお届けしてくださいました。

rikka


そして、今日のおはなし会では、ひとつ新発表が!


2019年、瀬戸内かわいい部はデニムブランド「EVERY DENIM」とコラボレーションし、「かわいいデニム小物」の企画開発に取り組むことになりました!

EVERY DENIMの共同代表・島田舜介さんもご来場。

瀬戸内デニムやEVERY DENIMについてご紹介くださいました。


EVERY DENIMは、山脇耀平さんと島田舜介さんの、2人の兄弟が立ち上げたデニムブランド。店舗は持たず全国各地で販売会をおこなうスタイルで、高品質な瀬戸内のデニム商品を発信・販売しています。


お話をお聞きすると、デニム製品の制作工程では、大量の端材が出るそうです。


「その端材を「かわいい」という要素をプラスしながら活用して、何か新しい製品を生み出すことができたら…」

「その過程で、瀬戸内の繊維産業や職人さんの想いに触れて、一つ一つの製品や地域をより大切に感じられるようになったら…」

それは生産者にとっても、製品の受け取り手にとっても、価値あることなんじゃないか?


そんな想いから、このプロジェクトはスタートしました。


詳細の発表はこれからですが、これからプロジェクトチームを組み、かわいいデニム小物を企画し、製品としての発売を目指していきます。


3月9日(土)には、デニム工場の見学&染め体験ツアーも開催!

詳細・申し込みフォームも公開しましたので、このプロジェクトや瀬戸内デニムにご興味のある方はぜひお申し込みください!(プロジェクト全体の流れや詳細についても、近日アップさせていただきます)


2019年は、ほかにも、瀬戸内地域のかわいいモノを探すフォトウォーク、ワークショップ、ZINEや動画の制作、海外向け発信etc...をおこなうことを目標に、活動計画中です。


楽しい時間はあっという間で時刻は16:00。


この町を、ただ「かわいい」って感じること。

その小さな一歩からはじまって、約半年。

最初は1人からはじまったこの活動が、少しずつ広がって、

短期間でこんな素敵な輪ができるまでになって、正直びっくりしています。

でも、それより何よりわくわくする!

これからまた新しい「おはなし」が広がっていくことを思うと、楽しみでなりません。


お越しくださった皆様、ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。

「瀬戸内って、かわいい」

そう感じる瞬間を、ひとつひとつ掬いとって、

ゆっくりだけど丁寧に、誰かに手紙を書くように、届けていけたらと思います。


これからもどうぞ宜しくお願いします。