Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「Tim in Gefahr」Edward Ardizzone

2019.02.05 09:07

自分もこんな仕事をしているのでわりに(大分?多分に?)そういう傾向があるですけれど、気に入ったものや、本当に好きになったものは、それにまつわる色々を集めたい、と言う欲求、皆さんはお持ちではないですか。

多くの人に少なからずはあるのではないかなあ、と思いつつも、モノを持たない生活が支持を集めてもいるこの頃では(自分もそんな生活に何処か憧れを持ってもいます。実際は真逆に振り切った生活ですが…)、時代遅れの生活スタイルなのかも知れません…古本屋としては少し寂しいですけれど。

そうした蒐集/コレクションするというのも色々な形があると思います。

例えばひとりの作家の作品を全部集める、と言ったことや、ひとつの作品についてのコレクション、だったり。

ひとつの作品?と言うとあまりピンとこないかも知れませんが、例えばブックデザイナーの祖父江慎さんは漱石「坊っちゃん」のコレクターで、今までに出版された「坊っちゃん」の様々な本(単行本、文庫、選集、全集など、またそれぞれの版違い、装丁違いなど)をすごい数集めてもいますね。

自分もこの「ひとつの作品」を集める、というのは結構好きで、版違いや外国語版(ドイツ語版、フランス語版、英語版などなど)などで集めたりしているものもあったりします。

何だか前振りが少し大袈裟になってしまった気がしますが、こちらは本日更新したエドワード・アーディゾーニに「チムききいっぱつ」のドイツ語版「Tim in Gefahr」です。

ただドイツ語版、というだけではコレクター心をあまりくすぐりはしないのですけれど、こちらはペーパーバックで、しかも判型が新書程度のサイズなんですね。

日本語版はもちろん、英語版でもこのサイズでは出ていないと思います。

好きな作品の豪華装丁版というのも良いですけれど、その反対に簡易装丁版というのも魅力があると思いませんか?

何より価格も手に取りやすい価格なのも嬉しいですね。

こんな可愛らしいサイズのペーパーバック/ドイツ語版。そんなに珍しいものでもないのですけれど、日本で手に入れようと思うと、そう簡単には手に入るものでも無いんです。

アーディゾーニ好きの方、チムシリーズののファンの方、こんな絵本もありますので、ぜひオンラインストアの方でもご覧ください。お安くしております。


当店のアーディゾーニの絵本はこちらです。