道島塾長の”VIVA! 80's” -vol.28- /トミー・リピューマ
道島です。
今週は、今は亡き名プロデューサー、トミー・リピューマさんを取り上げます。
トミー・リピューマと言えば、AOR、シティ・ミュージックの先駆者と言えるプロデューサーですが、今までに彼のプロデュース作品にフォーカスして作られたコンピレーション・アルバムはありませんでした。
そして、ついに日本独自企画として、貴重な写真の数々を掲載したブックレットを収録した、CD3枚組楽曲集『トミー・リピューマ・ワークス』を2月27日にリリースできることになりました。
構想から1年以上かかりましたが、音楽もパッケージも素晴らしい内容ですので、ぜひみなさんに手に取って、お聴きいただけたらと思います。
そもそもこの作品の企画意図は自分が、トミーさんのプロデュースしたすべての年代の音楽を聴きたかったことにあります。トミーさんのプロデュースした音楽はどれも時代を超越したものばかりです。同じ思いは元ADLIBの山﨑稔久さんも持っていて、二人で出せたらいいねという話をしていたのですが、亡くなったトミーさんの御遺志もあるでしょうから、勝手にリリースはしたくなかったのです。
そして、時間はかかったのですが、音楽評論家の中田利樹さん、そして伝説のレコ-ディング・エンジニア、アル・シュミットさんを通して、トミーさんの未亡人のジル・リピューマさんをご紹介いただきました。
ジルさんはこの企画を大変喜んでいただき、監修をしていただけることになりました。
この作品にはたくさんのミラクルが起こったのですが、まずはジルさんが、このアルバムのジャケット写真となる写真をご提供いただいたことは大変大きかったです。
この写真はトミーさんの生前にスタジオで撮影されたもので、メガネはご本人が愛用されていたもので、ジルさんのお気に入りの写真でした。この写真がこの作品すべてを物語っていると思います。
まだまだたくさんお話ししたいことがありますので、続きはまた次回に。
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