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強くなり方を、お酒に学ぶ。

2019.02.05 12:54

コップ半分のビールに負けた時、自分の弱さを知った。






大学に入学したての僕は、ワクワクしてた。

高校4年間(高2で留年してるからね)

ずーっと男子校だった為、日常的に女の子と話せる環境が死ぬほど幸せだった。

しかも、ほぼ美人しかいない。

言い方悪いけど、可愛くない子も、もちろんいた。けど、頭がめっちゃくちゃいい。話が面白い。


履修とか正直どうでもいい。

何回でも留年してやりたい。


慶応大学にいる男子生徒が大爆発によって、この世からいなくなれば、このめちゃカワな女子達を独り占め出来るかもしれないと本気で思ってたほどだ。





「ねぇ!君新入生!?大きいね!

私たちのサークルの新歓来ない!?」


急に声を掛けられ、顔を見ると、深田恭子さんだった。


は?夢?

いや、夢じゃない。

ここは、東横線日吉駅から徒歩5分の所だ。


深田恭子?コスプレしてる?

テニスサークルっぽいジャージ着てる?


なんだ、似てる人か…

と残念そうに通り過ぎようとした瞬間、ある事に気づいた。



「えっ!?

ってことは、ちょーー可愛くねーか!?」



振り返った芦名は、驚愕した。

目の前には、僕にチラシを寄越す深田恭子。


奥には、同じジャージに袖を通す相武紗季や石原さとみ、長澤まさみに、エマワトソンまでいる。





顔面偏差値が高すぎる。


恭子が寄越してきたチラシを緊張で震える手で奪い取り、

「新歓行きます。」

と自分の出せる中で一番低い声で答えた。





その日の19時@渋谷

ふざけろよ。

オシャレな奴しかいねーじゃねーか。


服の丈も、袖も足りないつんつるてんデカ男が来ちゃダメだろ。今思い出しても、ムカついてきた。


「はーい!じゃあ新入生のみんなお店入ってー!」

相武紗季が元気に言ってる。

その後をメンズノンノ達が付いて行くのを、僕は追いかけ、僕の後ろには、どの局の女子アナになってもおかしくない子達が7〜8人と、田舎っぽさを抜いたら月9出れる子が15〜6人、広瀬すずが2人いた。



顔面偏差値が高すぎる。



「何飲む?生?」


相武紗季にそう聞かれ、普通に興奮した。


「はい。」

となるべく低い声で答えた。


瓶ビールがボウリング王国かのように並べられていく。


そして、ボウリング王国の国王、部長と呼ばれている岡田准一が話始めた。



「本日は、お集まり頂きありがとうございます!」


同世代じゃない人達が一斉に

「ありがとうございます!!!」



岡田さんは、続けて

「皆様は、今日”は”お客様です!

今日”は”!笑笑」


同世代じゃない人達が一斉に笑った。

なるほど、このサークルは、結構規律が厳しいのか。笑えなかった。


近くにいた伊藤淳史が

「へへ、○○さんの飲みきちぃからな…」

とボソっと言った。


なんか嫌だった。



そして、あーだのーだ岡田さんが一通り話し、「かんぱーいっ!」と聞こえたかと思う、カシャンっ!カシャンっ!カシャンっ!とグラスをぶつけ合う音が四方八方から聞こえてくる。


不安そうなのは、僕だけじゃない。

先程、メンズノンノの群れに隠れていたピカソの作品みたいな革ジャン着てるロン毛君と春を意識し過ぎて全身ピンクのメガネ君と顔以外漆黒君も不安そうな顔している。



「このノリきちぃ。。」

伊藤の言葉を借りると、そういうことになる。


僕は、目の前のコップに入ったビールを飲み干そうとした。

炭酸だという事を忘れ、むせまくった。

んで、そのまま吐いちゃった。


お酒弱い×緊張×炭酸多量摂取×アルコール

=吐いちゃう

だ。証明完了。




「うわぁー!!」

「きゃーーー!!」


イケてる奴らのイケてる悲鳴が聞こえる。


もちろん、僕は、すぐにその店を出ることになったし、大学でたまに会うその飲み会にいた奴らは、「見て見て、ゲボデカ男だよ」という顔して笑ってた…ように見えていた。









これが、僕の体験した生まれて初めての新歓という奴であり、お酒が弱いときちんと自覚した体験でもあった。





でも、今の僕は、お家で缶ビールを余裕で飲めちゃうほど成長した。

3杯までは、きちんと飲める。



何度もチャレンジしてきたよ?

テキーラだって、10杯連続で飲んだことだってあるし、

鬼ごろしの800mlイッキ飲みした事もあるし、(半分まで)

シャンパンだってボトル一気飲みした事あるし、(半分まで)


大学生の頃なんて、何回潰れたか、わからない。


でもね、強くならないの笑



人間には、一生懸命やっても、成長しない部分があるの。


それが僕の場合、お酒だったって訳。


お酒が弱いのは、すごく恥ずかしいけど、お酒のトラブルとかには巻き込まれたことがないから、それはそれで良かったのかもしれない。



あと、こんだけ大きくて、お酒弱かったら、可愛いって言われたことも2〜3回あるし。




まだ見つかってないけど、お酒が弱い人でも楽しめるビジネスもやってみたいな〜ってちょこっと思ってます。





弱さを楽しさに変えたいんです。僕は。





PS 大学の頃、一番お酒で嫌だったのは、飲み会中に告ってフラれた後輩の女の子に、次の日の朝に電話で「昨日酔っ払ってたみたいなんで、もう一度言いますね?芦名さんとは付き合えません。」って1回告って、2回フラれた時です。悲しいよ。