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夏をあきらめて

2025.05.08 23:00

研ナオコは、バラエティ番組などで独特のキャラクターを発揮する“お茶の間の顔”として広
知られる、研ナオコは。その裏は、深い感受性と確かな表現力を持つ「実力派歌手」として
側面がある。

『夏をあきらめて』(1982年リリース)は、そんな彼女の“歌手・研ナオコ”を明確に浮かび上がらせる一曲であり、軽妙なタレントイメージとは真逆の「哀愁」と「抑制美」を見せた楽曲として高く評価されている。

桑田佳祐の曲として知っている方も多いだろう。桑田のバージョンはどこか“チャラけた色気”と“気怠いムード”を含んだ、洒脱で都会的な解釈であった。

一方で研ナオコの歌唱は、その軽妙さをすべて削ぎ落とし、失恋の哀しみと諦念をリアルに、かつ静かに染み渡らせるものとなっている。

成熟した女性の内面、特に「静かに感情を沈める強さ」を描いた希少な作品である。