三代目❤夢小説 『NAOTO編67』
2019.02.05 23:00
翌日、那覇空港に到着してすぐにまりあのスマホが鳴った。
碧からだ。
『ふざけんな!何やってたんだ?ワザと電源落としてたんだろ‼︎』
隣にいる直人まで怒鳴り声が聞こえてくる。
「そうでもしないと、ずっとスマホ鳴りっぱなしで眠れないよ」
先程まで穏やかな表情を浮かべていたまりあだが、瞬時に険しい顔になった。
『何時に成田に着くんだ?空港まで迎えに行くから逃げんなよ!』
みるみる青ざめていくまりあを見て、直人がポンポンと肩を叩いて合図を送った。
「俺に代わって」
まりあは慌てて通話口を塞いだ。
「ダメよ!なおちゃんと一緒にいるってバレちゃうよ!」
「いいから、貸して」
まりあからスマホを受け取った。
碧の怒号は続いていて、汚い言葉が直人の耳に直接入ってきた。
『なぁ!聞いてんのか?』
『返事もできないグズか?お前』
『いいか?覚悟して帰ってこいよ‼︎』
「酷い言い草だな。彼女が一体何をした?」
『え?誰だ?まりあに代わって下さい』
見知らぬ男の声がした途端に、碧の口調も急に丁寧になった。
「片岡直人です」
『片岡さん?』
「保育園の見学に行った時にお会いしてるから、覚えてるよね?」
『直人さん…三代目のNAOTOさん⁉︎』
「そうだよ」
『どういうことですか?説明して下さい』
「この現状?」
『そうです』
『なぜ僕の婚約者と一緒にいるんですか?』
つづく