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エフェクターボード紹介 その1

2019.02.06 13:57

久しぶりのブログの更新です。


前回までは自分が影響を受けてきたアーティストの紹介でしたが、今回は自分が使用している機材の紹介です。



そんな訳で今回からエフェクターボードを数回に分けてご紹介


人によって大分エフェクトボードの組み方は違いますが、自分の場合は3セクションに分けて管理/運搬をしてます。(数年前まではこれをたたみ一畳1個のボードに纏めるという体力を使う仕様にしてましたが....)


・歪み・ピッチシフター系 セクション

・空間系 セクション

・ルーパー セクション


大きくこの3つのセクションになりますが、今回は「歪み・ピッチシフター系 セクション」を紹介



ギター側から順に

・DigiTech / FREQ OUT

                ↓

・Electro-Harmonix / Canyon

                ↓

・ERNIEBALL / VP JUNIOR

                ↓

・DigiTech / Whammy 4

                ↓

・東京エフェクター / BLACK SWAN

                ↓

・DWARFCRAFT DEVICES / the internet

(チューナーは割愛させて頂いて)



まずDigiTech / FREQ OUT

エフェクターの括りとしてはフィードバッカーってやつですね大音量にしなくてもフィードバックを起こせるという売り込みでしたが、賛否両論

個人的にはどんなギター・楽器でも同じ質感のフィードバック音になってしまうのがマイナスイメージ..... とても面白いコンセプトなのにとても惜しい....


それでも何故使っているかと言いますと、FREQ OUTの機能に「フィードバック音のみ出力する」という機能がお気に入りで使っております

近いものでいうとE-Bowやサスティナーみたいな感じ

ただこの二つと比べてかなりのっぺりとした質感で反応速度/追従性もそんなに良くないんですが、この劣悪で不便な感じが昔のギターシンセっぽくて凄く味があるんです



Electro-Harmonix / Canyon


多機能ディレイの名作ですが、主にこのボードではオクターブディレイとS/Hを使用

オクターブディレイはかなりパツパツなショートディレイにしてハーモナイザー感覚で使用

(もちろんタイミングによってはロングディレイにしてスペイシーな演出でも使いますが)


そしてCanyonを買った決め手になったS/H機能

ざっくり言うと「アタック音を感知してサンプリングしてリピートし続ける」機能なんですが、これがとても刺激的

サンプリングしてディレイタイムを弄って急発進させたり、リズムフレーズっぽいのを作ったりと




ボリュームペダルは飛ばしまして




東京エフェクター / BLACK SWAN


いい意味であまりファズっぽくないファズ

歪みのキメの細かさで言うとディストーションの要素が強い逸品

このファズの良い点は「幅広い帯域に対して歪みがかかる」と「フルゲイン時のノイズの少なさ」


普段鍵盤楽器やアナログシンセにもファズを多用するのですが、他のファズだと倍音のみにファズがかかったり、音質に変化が少なく音量が上がるだけだったりするものが多々あったのですが、こいつはピアノだろうがオシレーターだろうがちゃんと歪むので凄く使い勝手がいい!!

そして轟音なのに「ジジジジッ....」と言うノイズがとても少ないのでONにしっぱなしにしても気にならないのがまた良し



ラストはDWARFCRAFT DEVICES / the internet


DWARFCRAFT DEVICES というメーカーの特性上 変態/発振系のファズかと思いきや、とても実戦的かつ発振しないギリギリのラインを狙ったモデル


とてもステレオタイプなファズ(70年代っぽいシンプルさ)のイメージながら現代向けにギリギリまでピーキーにした感じが、DWARFCRAFT DEVICESならではかと


DWARFCRAFT DEVICESの質の良さを改めて感じられ、今手元に残っているエフェクターの中で一番長く愛用しており愛着のある逸品です




また次回に続く