今日はみんなで取った6点
試合後、ゴールを決めた成宮唯選手が会見に応じた。
「今日はより多くの得点を必要としていたので、内容を振り返るとシュート30本打って、もっと決められるシーンが多かった。6点は普通の試合ならOKだと思うが、今日は得失点差が重要だったので、もう少し欲しかった」と成宮選手は素直な気持ちを述べた。
自身のプレーについては「今日は貪欲にゴールを狙おうと思っていた。後半戦始まってからゴールに嫌われるシーンが多かったので、今日は運を味方につけられたらと思った。ハットトリックする気持ちで入ったので、1点は物足りない」と語った。
最終節を前に、成宮選手は「ハーフタイムにベレーザが負けているという情報は入ったが、それは気にしなかった。自分たちは勝つしかない。結果がついてくるかは分からないが、やることは変えない」と意気込みを示した。
サポーターへのメッセージとして「今日はゴール裏がすごく多くて、普段より優勝争いをしていて負けられないということで、より多くの方が来てくれた。来てくれるとパワーになる。今日はみんなで取った6点だと思う」と感謝の言葉を述べた。
最終節はギオンスタジアムでの試合となる。「初年度にWEリーグ優勝を決めたスタジアムでもあり、ギオンスタジアムは得点のイメージもある。ポジティブなイメージで入れると思う。今日みたいな内容ができれば優勝も自力で成し遂げられる」と自信を見せた。
チームの状態については「すごくいい。どの選手も調子はいいし、チャンピオンになるためにみんなが諦めていない。粘り強くて、他チームからしたら手ごわい。今日はこれがチャンピオンチームなんだというのを見せようという気持ちでみんなで入ったので、チームが一つになっている」と語った。
ポジションについて聞かれると「ジョルディ監督になってポジションは変わるし、役割自体がポジションが変わることによって変わる。自分の長所は消さずにいてくれるので、フリーに動いていいというところは与えられている。フリーに動く分、他の選手がカバーしてくれる部分もあるので、自分としては攻撃の部分でもっと引っ張っていきたい」と説明した。
最後に「みんながカバーしてくれるおかげで自由にできている」と仲間への感謝を示し、「頑張る」と決意を新たにした。
取材:TomoyukiNishikawa/SportsPressJP