静かな時間が育てる、からだの回復力

 「進行が少しでもゆるやかになるといいなと思って」

 昨年の10月から、月に2回、緑内障の予防をかねて通ってくださっているご来院者さんがいます。

施術中は、静かに鍼を受けながら深く呼吸をする時間。 

整う力、自己治癒力を育む時間。

もともと私たちの身体に備わっている回復力が、ゆっくりと動きはじめます。

そして、今年4月の終わりの検診。 

「眼圧が13から10に下がってました！」 と嬉しいご報告をいただきました。

 思わず2人でハイタッチ！！

胸の奥がじんわりあたたかくなって、 ただただ嬉しくて、顔がほころびました。 

変化って、いつも劇的ではないけれど、 だからこそ、気づけたときの喜びは深く心に残ります。

その人のペースで、その人らしく。 日々の暮らしの中で整っていく時間に、 そっと寄り添えたこと。 それは私にとっても、とても大切な時間でした。そしてやっぱり、いちばんうれしいのは 受療者さんの、最高の笑顔に出会えたことですね。