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ベレーザが悲願のWEリーグ初優勝!

2025.05.17 11:10

サッカー女子のプロリーグWEリーグは17日、最終節が行われ、首位の日テレ・東京ヴェルディベレーザがジェフ千葉に3対0で勝利し、リーグ創設4年目にして初優勝を果たした。


「上手くて強いチーム」に進化

試合後の会見で松田岳夫監督は「毎試合ここのところ決勝戦のつもりで戦ってきたので、今日の試合の特別の意識はなかった」と語った。試合では開始から積極的なプレッシャーとセカンドボールへの意識が高く、多くのシュート数を記録。シュートがゴールに偶然変わった形の先制点を含め、3得点を挙げる完勝だった。


松田監督は特に攻撃面での成長を強調。「今年増えたことの一つがクロスからのゴール。どうしても今までのベレーザはボールを持てるけれどもなかなかシュート打てなかったり、中央からの攻撃に偏っていた」と分析。「上手いチームだけじゃなくて、上手くて強いチームを作りたい」という狙いでトレーニングを積んできた成果が出たと振り返った。


得点力も際立っており、リーグトップの57得点をマーク。しかし、2桁得点を挙げた選手はおらず、多くの選手が複数点を記録する形での優勝となった。松田監督は「どこからでもどういう形でも誰でも点が取れる。攻撃のバリエーションがある」と評価した。


積み上げたチームの一体感

注目すべきは若手選手の台頭とベテラン選手の貢献のバランスだ。松田監督は「若い選手たちが伸び伸びプレーするのはもちろん、ベレザがどういうことを大事にしているかを岩清水、村松ら経験のある選手がしっかりと1年通して伝えてくれた」と語った。


日本リーグ時代から通算17回の優勝を誇るベレーザだが、WEリーグ発足後は優勝から遠ざかっていた。松田監督は「世界の女子サッカーはどんどん変わってきている。今までのベレーザでは世界に通用しないのではないかと常に自問自答しながら選手たちを指導してきた」と苦労を明かした。そして「以前とは違う色のベレーザを少し表現できたのではないか。これが一つのスタートラインにやっと立ったところ」と今後への期待も示した。


100%の集中でプレッシャーを振り払った

優勝争いのライバルだったINACは、先週6得点を挙げるなど猛追したが、得失点差で及ばなかった。松田監督は「追う方が勢いがあって捨て身になれる。首位のチームは守りたくなり消極的になりやすい」としながらも「選手たちはトレーニングで100パーセント集中することによって、そういうものを振り払ってきた」と選手たちの精神力を称えた。


日テレ・東京ヴェルディベレーザは今後も女子サッカーの進化に合わせ、さらなる挑戦を続けていく。

Photo:HiroshigeSuzuki/SportsPressJP

取材:TomoyukiNishikawa/SportsPressJP