【読書記録】一汁一菜でよいという提案(土井善晴 著)
こんばんは!
カラダとココロが喜ぶ“暮らしの仕組み”づくりをお手伝いするライフオーガナイザー®のタマイです。
今年は月に2冊以上は本を読もう!と決めて、新年最初に手に取った一冊。
ずっと読みたかった「一汁一菜でよいという提案」をやっと読んだのでした。
台所仕事もやっぱり“仕組み”が要
遅くなってしまった読書記録。
まさに今日参加した予防医学系セミナーで話されていたことの、話はわかるけど盲信はしないぞ…という決意を込めて、読書記録を今日書こうと思ったのでした。
セミナー内で、身土不二の考え方に触れたり、バランスのよい食事で増えている問題などについて触れられていましたが、なんとなく感じる違和感。
その正体は、「食」や「台所」への尊敬のなさなのかも、と感じたのでした。
土井先生の「一汁一菜でよいという提案」は、毎日の食事、それを支える台所仕事への、尊敬と愛がひしひしと感じられる内容でした。私は巻頭の一言で、涙が出そうになる程。
いちばん大切なのは、
一生懸命、生活すること。
一生懸命したことは、いちばん純粋なことであり、
純粋であることは、もっとも美しく、尊いことです。
(一汁一菜でよいという提案/土井義晴)
今までの自分の台所仕事を、それで大丈夫だよと言ってもらえたような気がしました。
さらに冒頭ではこうも書かれています。
一汁一菜とは、ただの「和食献立のすすめ」ではありません。一汁一菜という「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。
(一汁一菜でよいという提案/土井善晴/P.10)
ライフオーガナイズを通して、暮らしの仕組み化をお伝えしていく者としては、一汁一菜もライフオーガナイズも、なんだか似ている!と感じてしまうのでした。
日本食や伝統、日本の食事情や歴史などを踏まえて書かれているので、「食」についての学びを深めることもできました。一つの道を極めるというのは、本当に素晴らしいことです。
野菜に使われている農薬の話や、野菜そのものの力が弱くなってきているという話も聞きますが、やっぱり私は「食の力」「野菜の力」を信じたいな…とも思います。
"You are what you eat."
「あなたはあなたが食べるものでできている」というアメリカのことわざにもあるように、食べるもので、自分自身をデザインするような考え方をしていきたいですね。
やっぱりお料理のお勉強ももっとしたいな…(気が多いのが悩み!笑)
There’s no place like home.
さぁ、おうちに帰りましょ。