トランペット講習会
サテライトスタジオに籠りっきりだった話を昨日書きましたが、このスタジオは1Fの通りに面しているので、イベントなど外部の方がいらっしゃるときには使い勝手が良いと思うのです。
プレスト音楽教室のメインのスタジオはビルの2Fと3Fにあるので、地上からはハデハデな看板くらいしか存在を見つけることができないんです。だから多分ですが、最初にくる時ってわかりにくいだけでなく、ちょっと入りにくいんじゃないか、とも思うのです。
雑居ビルの上階って若干入るの躊躇しません?僕はします。
僕は音楽教室で自主的なイベント事を企画、開催することが多いのですが、サテライトスタジオでやってみようと思ったのが講習会です。大通りに面した1Fだから入りやすいかな、と思って。
これまで特別レッスンなどを企画して、何名かの生徒さんから個人レッスンに申し込むのがとても緊張した、という声を聞いたんです。中には、ずっと以前から開催していることがわかっていたけれど勇気がなくて数年越しにやっと応募したけど、本当に緊張されていたという方もいらっしゃるくらいです。
なるほど。気軽に参加できる方がいらっしゃる一方で、やはり個人レッスンを受けるということのハードルが高いからもいらっしゃるのは当然です。
じゃあ、講習会だったらどうだろう。
いや、でもよくある講習会って、みんなで一生に吹きましょう、さん、はい、とかそういうの多い。僕自身も経験があるけれど、みんなで一緒に吹くって、知ってる人なら良いんだけど初対面の人と隣で一緒にとなると緊張するんですよね。めっちゃ上手かったらどうしようとか。
音大受験前の大学講習会がまさにそうでした。(当時は)音大受験をする人ってのは、その学校やその地方では名の通った人が結構いて、コンクールとかでメチャクチャ上手いソロ吹いて有名人になったりするので、プライドが高い人とか自己顕示欲が猛烈に高い人とかもいるんです。そんな人たちが金管練習室に指定された部屋に集まってくるわけです。
そんな経験もあって、温度差がある人が近くにいたらヤだなとかちょっと思っちゃったりするんですよね。まあそんなこと言ってる僕も大学受験生のときには相当なプライドの高さだったわけですけどね。ふふん。
しかも講習会ってレッスンする側も難しいんです。すっごく上手な方がいて、初心者の方がいるともうどこに基準を合わせて良いかわからない。だからと言ってレベル分けってのもちょっとなんだか違う気がするし。
おおそうだ。だったらもう一切楽器吹かなきゃ良いんじゃね?話まくって聞いてもらって、それを資料にして明日からの練習に生かしてもらえれば良いんじゃね?
そんな感じで企画したのがこの講習会です。
ですから、トランペット講習会なのに楽器は持参しなくて結構です。ということは、ブランクがあってトランペットを再開しようと思っている方とかトランペットではない楽器の方、部活指導をされている先生方も参加ができるということ。
特に今回のテーマは「ちょっとしたコツで変化する!ワンランク上の演奏術」と題して、直接的に使えるお話しをたくさんします。
例えばヴィブラート。ヴィブラートというのは方法を覚えて実践するところまではそんな難しいことではありません。しかし場面や状況によってヴィブラートのかけかたは変化します。だからセンスが問われる。そこが難しい。
指揮者に「もっと歌って」と言われても具体的にどうするものかわからない。そんな方も多いかもしれません。具体的に歌うということは何をすることか、どんな考え方から生まれるものか解説します。
それだけでなく、指揮者や指導者からたくさんの要求を投げられますが、どのように受け取るか、考えるかでその先がまったく変わっていきます。
そして効率良く練習するための考え方や実践方法について。
こうした内容を90分間ノンストップでお話します。
開催日は3月9日(土)18:00-19:30
そこまで大きな空間ではないので定員13名にしました。
詳細やお申込みフォームはこのページにあります。
ぜひみなさん、演奏力をあげる貴重なヒントを受け取りにいらしてください!お待ちしております!
荻原明(おぎわらあきら)