ニューヨーク唯一の日系シェアハウス&Co-livingサービスを経営。25歳での起業から8年。「自分の可能性を広げてくれる街」での夢のつかみ方~Crossover 代表取締役 君島和也さん~
海外に挑戦したいけれど、いまひとつ勇気がでない。目標はあるものの足踏み状態でどう動けばいいかわからない。そんな悩みを抱く人も多いと思います。
「出会った人で人生が変わるのが海外」と語る君島和也さんは、大学時代にカリフォルニアに留学し、ニューヨークで起業。「世界中の人たちと出会えるニューヨークで、自分の可能性を広げてほしい!」と、シェアハウス&Co-livingサービスCrossoverを運営されています。
挑戦しつづけ、海外で夢を叶えてきた君島さんにPRライター濵岡瑞希がお話を伺いました。
まずはやってみる。手をあげ、挑戦することからスタートしよう
───日本の大学に進学せず、アメリカの大学に留学された背景にはどんなきっかけや想いがあったのでしょうか。
君島和也(以下、君島):もともと「はやく社会に出て何か挑戦したい」と思っていたので、日本で高校生のときにアルバイトをはじめました。
そこで「海外の大学に行った」という人に出会ったのがきっかけです。僕が育ったのは田園が広がる茨城の田舎で、いままでそんな人に出会う機会がなかったので、「そういう選択肢もあるんだ!」と視野が広がりました。
ちょうどその頃、父が会社経営に携わっていてビジネスがどんどん大きくなるのもそばで見ていました。
父がすごく楽しそうに仕事をしている姿に憧れましたし、以前から抱いていた「社会にでて何か大きなことに挑戦したい!」という気持ちがより強くなったんです。
そこで、「見たことのない世界に行ってみたい。行くなら世界一のアメリカに挑戦したい!」と、アメリカ留学を決めました。
───ロサンゼルスの短大を卒業した後、ニューヨークに移られたのには、どんな背景があったのですか。
君島:起業のことを先輩経営者の方に相談していたら、「起業にはビジョンが必要だ。まずはビジョンをもった人のもとで働いてみたら」とアドバイスをもらったんです。
そこで、日本人学生のNPOで知り合った方の留学エージェントでインターンシップをはじめました。
その留学エージェントのニューヨーク進出に参加を希望したのが、大きな転機でしたね。まずは手をあげ挑戦すると、人生を好転させるいろんなチャンスがつかめると思います。
もともとニューヨークは進学先の候補だったので、視察してみたら「やっぱりニューヨークだな!」と(笑)。タイムズスクエアや街の雰囲気とか、ほかの場所よりもエネルギーが何倍も大きかったんですよね。
インターンシップも楽しかったですし、起業への想いもあったので、進学せずにニューヨークで働くことにしました。
個性があふれる街ニューヨーク。出会いで人生が変わる!を経験してほしい
───インターンシップを経て、ニューヨークでシェアハウス&Co-livingサービスの起業に至ったのはなぜでしょうか。
君島:インターンシップをとおして「大きなことに挑戦したい!」という気持ちが強くなりました。経営者になれば、自分のやりたいことが全部できると考え、最終的に起業を決めました。
でも、東京かニューヨークのどちらで起業するか悩んだんです。そこで「日本とニューヨークをつなぐビジネスかつ、行き来できる業種」と決めて、活動しながら何がいいか考えました。
留学エージェントで日本からのお客様向けに滞在先手配のサポートをしていたとき、すごく喜んでもらえたという経験もあり、シェアハウス&Co-livingサービスに決めました。
何より「出会った人で人生が変わるのが海外」だと思うので、それをほかの人にも体感してほしかったというのも大きな理由です。
───ロサンゼルスではなく、ニューヨークでの起業を選んだ理由は何だったのでしょうか。
君島:ニューヨークはロサンゼルスと比べて、より個性があふれていておもしろいし、人とつながりやすい街だと思ったからです。
たとえば、ロサンゼルスは車社会で、せっかくさまざまな人種や文化が混ざり合っているのに、その実感がわかなかったんです。でも、ニューヨークは地下鉄で移動したり歩いているだけでいろんな人に出会える。
レストランやカフェにしても、ロサンゼルスは大手のチェーンやモールが多く同じお店が多いですが、ニューヨークは自分のこだわりやテイストを出したお店が多いと感じています。
あとは、ニューヨークで起業している日本出身の方も少ないので、それも自分の強みになるんじゃないかと思いました。
世界一の街で夢をつかむコツ。“応援してもらえる自分になる”のがカギ
───これから海外で何か挑戦したいと考えている方に、明日からできるアクションとして何があるでしょうか。
君島:1つめは、「自分のやりたいことを明確にする」ことです。やりたいことが決まってない人は、それを考え、見つけること。
ここが決まらない間は「挑戦し、行動しつづける」エネルギーがわきません。やりたいことがみつからなかった人も、次の2つめを実行するのみです。
2つめは、やりたいことのために、やりたいことをみつけるためにも「必要なことを調べる」、「知っていそうな人に会って話をきく」こと。
このとき「徹底的に」調べる、聞くことがポイントです。そうすることで必ず、少しずつでも状況が前進していきます。
3つめは、教えてもらうばかりではなく「いまの自分ができることを考え貢献する」ことです。教えてもらったことの価値が理解できないときも、心からお礼を言って、できることを最大限やる。
あとは「自分はこうなりたい!」と公言することも大事だと思います。そうでないとアドバイスも集まらないですから。
───最後になりましたが、君島さんの考えるニューヨークに行くことの魅力とはどのようなことでしょうか。
君島:やっぱりとても刺激があるところですね。いろんな分野の最先端の街で、何かに「挑戦したい!」と思う人たちが世界中から集まっているので。
それから、以前ニューヨークの経営者の勉強会で「みなさん幸せですか?」ってきいたら、みんな手をあげて「幸せです!」とおっしゃっていました。ニューヨークはそういう人たちであふれています。
挑戦するなかで困難に立ち向かわないといけないときもありますが、自分のやりたいことをやって幸せそうにしている人が近くにいると、勇気がわきますよね。自分のやりたいことを叶えるうえで「そんなの無理だよ」っていう人もいると思います。
だから、同じように挑戦したり、応援してくれる人とのつながりが大事だと思うんですよね。ニューヨークにくる人は夢や目的が明確な人が多く、応援しあえる人もたくさんいます。それもニューヨークの魅力ではないでしょうか。
インタビューを終えて
みなさん、こんにちは。今回担当したPRライターの濵岡瑞希です。
私もニューヨークに住んでいたので、君島さんの感じた街の魅力にとても共感しますし、同時に文化が異なる厳しさもわかります。
ですから君島さんの挑戦は、どれだけ行動し努力したゆえかと心をうたれました。つねに周りへ還元することを大事にされる、君島さんだからこそ実現したものだとも感じます。
ニューヨークという環境で挑戦することの魅力、海外で挑戦するための秘訣がわかったのではないでしょうか。大事なのは挑戦し、行動しつづけることだと強く感じました。
(取材・執筆:PRライター 濵岡瑞希 / 編集:PRライター 山口真依)
<関連情報>
・PR TIMES「シェアハウスからCo-livingへ。ニューヨーク唯一の日本人経営者運営サービス利用者数6900組を突破。25歳での海外起業から8周年。Crossover(代表取締役 君島和也)」