両親との思い出を大切にしたくなる「三人屋」/原田ひ香
「三人屋」は、仲の悪い三人姉妹が、両親が残した喫茶店の店舗で朝、昼、晩違う店を営業するお話。
朝 三女 喫茶店(トーストが売りのモーニング)
昼 次女 うどん屋(本場仕込みの讃岐うどん)
夜 長女 スナック(山盛りのお通しと漬け物とご飯が人気)
本当にあったら面白すぎる設定!
三人とも生き方はバラバラなんだけど、共通している思いは、両親が残した店を失いたくないこと。
そして、父との思い出を大切にしていること。
あと、どのお店もシンプルだけど、こだわりのおいしいものを出しているところ。
兄弟姉妹がいると、誰が得してたとか、可愛がられてたとか、平等でないところを見つけてゴタゴタしがち。
子どもの頃だけかと思いきや、大人になっても引きずっちゃうところもあるんだな。
私も三人兄妹だからよく分かる!
兄妹がケンカしたり、お互いに理解しがたい行動をした時に、何とかうまく調整したりはぐらかしたりしてくれるのが両親で、その役割をする人がいなくなってしまったら。。。
兄妹は、より不仲になるか、結束するか、いずれかなんだろう。
うちもこれから揉めるかなぁ。。。
うーん、ちょっと前に妹から「絶対に友達にはなりたくないタイプだけど、姉だから仕方ない」と言われたけど、まぁ、姉だから大丈夫かな。。。
「三人屋」の三姉妹の場合は、同じ店舗で別々の店をやって、お互いを認め合うことはできるのか?!
三姉妹が店舗を引き継いで、両親の不在を受け入れていく過程を、店舗のある商店街のメンバーと一緒に心配しながら読み進めることができた。
もう、読み終わった時にはすっかり商店街の一員な気分。
あのお店、どうなってるかなと、三人屋の近隣店舗のことも、今、とても気になる。
色んなお店が出てくるのだけど、私は鶏肉買いに行きたい。
そうだ!
兄妹と言えば、先週、弟にもまたやられてしまったんだった!
aikoさんのライブに義妹の誘いで行ってきたのだけど、弟に、アリーナ席とスタンド席、何だかうまく交換させられちゃって、私はスタンドになってしまった。。。
スタンドでもとても楽しめたんだけど、子供の頃、おいしい方のお菓子取られちゃった時の気持ちになった。
姉だからか、強く言えなかった。
「三人屋」の姉妹もそうだけど、生まれた順番で生まれた順で、性分って決まってくるものな気がする。
兄弟って、やっぱ特別な存在だなぁ。
aikoさんのライブ、前は、松山市民会館で行ったから7年ぶりくらい?
もっと前だったかなぁ。
変わらず求められ、活躍し続けてるって凄い!
楽しかった~。
私は、この7年くらい、同じようにがんばり続けていなかったなぁ。
次は、前のライブから今日まで私もがんばってたと思って、行けたらよいな。
がんばろう。