神奈川県住宅供給公社初の〝2戸1〟 住宅化リノベーション 最上階を活用し、ゆとりと変化に富んだ住宅に
2019.02.08 12:19
エレベーターのない最上階はどうしても、高齢者層からは敬遠され空家が多くなりがちです。そんなことから、階段を比較的利用しやすい若年層の人々をタ ーゲットにし、最上階ならではの魅力に着目し、このほど、最上階の2戸を1戸 住宅ととらえるリノベーションが行われました。
眺望やプライバシー、日照、通風などを楽しむとともに、2戸分の広さを活かし、ゆったりのびのびと暮らせる住宅を目標にされたとのこと。
この「住戸リノベーション事業」は、神奈川県住宅供給公社と、プロポーザルの結果選定された株式会社タツミプランニング(グループ名称)との連携により行われました。 最上階の2部屋を使ってつくられた画期的な 2戸1 住宅は、“ゆとりと変化と多様性”に富んでいます。
新しい住まい方を提案するような斬新さと、子どもの頃、家の中でかくれんぼしていた頃の自分をふと思い出させるような懐かしさいっぱいの家でした。
最上階をリノベーションした個性派 2 プランは、今年1月に完成、入居者募集も始まっていて評判も良いようです。神奈川県住宅供給公社によれば、このような既存ストックの活用などを通じ、「生涯賃貸」の実現を目指していきたいとのことです。
〈プランA〉暮らしに合わせて進化する家
最上階なので、眺望がよく、白を基調とした室内は清潔感いっぱいです。
収納スペースがかなり多いため、子育て世代にも安心して住めそう。
ドアを開けると、室内を風が通りぬけていく感じです。
最上階なため、プライバシーの確保と眺望の良さも。
ベランダでつながった隣には、居心地良さそうなダイニングルーム。
調理しながら子どもにも目配りできるという、
子育て世代にやさしい対面キッチンです。
奥には、書斎や寝室などにも転用できそうなマルチルームがあります。
広々としたユニットバスも魅力いっぱいです。
〈プランB〉回遊する自由空間