楕円
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
古民家カフェ&セレクトショップ テマヒマ
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
以前、テマヒマブログ 入魂の回で、出版社の
ミシマ社さんについて少しご紹介しました。
京都オフィスは当時の場所から移転したよう
ですが。
ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台のvol4号はテーマが
“発酵”ということで読んでるところです。テマ
ヒマブログでも何度か登場してるタルマーリ
の渡邉格さんや発酵デザイナーの小倉ヒラク
さんも寄稿しています。(共通、腐敗の回など)
そんな中ミシマ社の代表•三島邦弘さんの次の
文章に目が止まりました。少し長くなります
が引用させて頂きます。
ひとつの中心点しかもたない「真円」ではな
く、ふたつの焦点のある「楕円」。どっちか
ではなく、どっちもー。
田舎と都会、資本主義と贈与経済、敬虔と猥
雑、身体性とデジタル性、有縁と無縁、死と
生。。。人間はほっとけば真円に近づこうと
する。真円の潔癖性にどうしても憧れてしま
う。だが、一見相反するように思えるこれら
のことは、同じひとつの異なる現れにすぎず
どちらかしか見ないことは知的怠慢にすぎな
い。金融中心の資本主義を中心点とする真円
から、もう一つの焦点を作って楕円にする。
それが現代社会に必要なものである。(略)
平川克美さんの「21世紀の楕円幻想論」に書
かれていることのようです。以前「小商いの
すすめ〜経済成長なら縮小均衡の時代へ」と
いう平川さんの本を読んで共感があったので
この本も読んでみたいですね。
テマヒマを起業するにあたって作った企画書
の中で同様なことを縦の思考と横の思考とい
うように表現していました。縦と横のバラン
スが崩れている現在バランスを取り戻したい
と。布の縦糸と横糸をイメージしていたもの
の比較的対照的対立的に捉えて書いていたよ
うに思います。この楕円という考え方はいい
なぁと。
今日の内容とは関係ありませんがタイトル画
像はテマヒマで販売している楕円の器を。丸
い器が並びがちなテーブルコーディネートで
アクセントにもなる楕円の器は人気です。人
が楕円に惹かれる理由、そのカタチにもある
かもしれません。
今日から三連休ですね。その初日どんな一日
になるでしょうか。今日も11時オープンで皆
様のお越しをお待ちしてます。
それではよい一日を!