逆説的思考
Yogaでポーズを決める際に柔軟性が足らず断念した経験はありませんか?
またバランスを取れず、うまく技が決まらないということもあるかと思います。
そんな場合、ピラティスは「できたから凄い」ではなく「できなかった自分には何が足りないのか」を考えることで自己理解と自己の成長に結びつけるスタンスを常にも持っています。
技を磨くために「できるようになりたい!」と考えることは真っ当ですが、同時に「何が欠如しているのか」を分解し、課題をシンプルに分けて考える必要があります。
例えば、この写真。
オープンレッグロッカー(ロッカー・ウィズ・オープンレッグス)
この静止ポジションでは骨盤を起こし、腹筋・腸腰筋・わずかな四頭筋をセットで使いながら少ないBOS(支持基底面)でカラダを安定させます。
もちろん股関節屈筋群やハムストリングスの柔軟性は言うまでもありません。
このポジションで止まること自体はバレエやダンスをしている方であれば比較的簡単に行えるのですが、全体の流れとしては このまま脊柱をCカーブにしながら後ろへローリングをし、再び戻ってきたら骨盤を起こして写真のようなポジションで止まるので ①ローリングの部分ができない ②静止ができない ③どちらもできない ④どちらもできる に分かれます。
筋力・バランスはあっても関節の可動域に偏りがある方にとっては難しいメニューで、「反り腰の方は静止はできるけどローリングが苦手」「猫背気味の方はローリングはできるけど静止時に足が綺麗に伸びない、骨盤が起きない」という現象が起きます。
目の前に広がる現実から何を感じ、学び、改善を図るか。
原因と結果の法則(因果応報)とは少々 硬い表現ですが、多くのことは道しるべができていますので 上手くいくためのガイドラインに沿ってお進み頂ければと思います。
追記:
今朝はAM8:00からレッスンです。
(予約が取れないため早朝からレッスンとなりました)