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音楽専門の道を志す人へ

2019.02.08 15:00

受験希望の生徒さんが来られることや、音楽高校や音楽大学について生徒さんから質問されることが度々あることから、生徒さん方の参考になればと思い、簡単ではありますがまとめました。

どこの音楽高校・音楽大学を目指すかによって、試験内容の難易度はもちろん入学後の授業内容も異なります。あくまでも参考程度にご覧ください。

音楽高校について

音楽高校の特色は、国語や数学といった科目と同じように専攻実技のレッスンやソルフェージュなど、音楽大学へ進学するために必要な能力を身につける時間が高校の授業の科目として組み込まれている点です。高校にもよりますが、ピアノ以外の楽器専攻や声楽の専攻がある高校がほとんどです。 音楽高校に通う生徒の大半が、音楽大学への進学を目指します。

音楽高校を受験する際に求められること

ピアノ専攻の場合

※以上全て暗譜

他楽器専攻・声楽専攻(副科ピアノ)の場合

音楽大学について

音楽大学は、音楽を専門に学ぶ大学です。大学にもよりますが、ピアノ以外の楽器専攻や声楽の専攻がある大学がほとんどです。 専攻実技のレッスンの他に、ソルフェージュ、楽曲分析、和声法、合唱、アンサンブル、西洋音楽史などの授業があります。 上記のような音楽専門の授業だけでなく、英語やその他外国語などの科目もあります。

また、中学高校の音楽の教員になるための教職課程が設けられており、教員免許取得を希望する場合は、そのために必要な科目の単位を取ることもできます。

音楽大学を受験する際に求められること

ピアノ専攻の場合

他楽器専攻・声楽専攻(副科ピアノ)の場合

専攻を問わず共通

さいごにひとこと

音楽の世界というのは一見華やかですが、その裏ではかなり地味で地道な努力を必要とされます。

受験にあたって先に記した課題をこなすには、高度な演奏技術と専門的な知識が求められます。 その力は一朝一夕で身につくものではなく、小さな頃からのレッスンの積み重ねと日々の丁寧な練習によって得ることができるものです。

また、さまざまな面においてご家族のサポート無しには望めない道でもあります。

ピアノを習い始める前から、既に音楽の道に進むと決めている方は少ないと思いますが、レッスンに通う中で「ピアノが弾けることを生かして将来を考えたい」と思われたら、 お早めにご相談いただければと思います。

指導実績

京都市立京都堀川音楽高等学校 2010年度 合格(副科ピアノ、ソルフェージュ指導担当)