管理職にしか、できないこと。
はじめまして。こんにちは。
アドマーラ・エグゼクティブ担当です。
初めての投稿は「管理職にしか、できないこと」というタイトルにしました。
突然ですが、読者のみなさまの職場の雰囲気はいかがでしょうか。
先日、岡田のもとへ、ある管理職の方が「<従業員のAが集団を形成し、同僚Bに対し陰湿ないじめを行っているようだ、なんとかしてほしい>という相談を別の従業員Cから受けた。確かに最近職場の雰囲気が悪くなり、従業員の士気が下がっているが、B本人に確認しても要領を得ない。」という相談に来られました。
管理職であるあなたなら、どうしますか?
この状況を放置すると、AのBに対する行為がエスカレートし、Bにメンタルヘルスの問題が発生して休職したり、思い詰めて退職したりするかもしれません。
その際、管理職であるあなたの管理責任が問われてしまう心配も出てきます。
こういうケースでは管理職である皆さんから従業員への<声かけ>が大切になります。
他人をいじめる従業員には、その人に対する「怒り」があります。
そして、その「怒り」は管理者の自己評価に対する「不満」や「不安」が引き金となっている。
そんな時、管理者であるあなたが問題を起こした従業員に対し、注意するよりもまずその存在を、仕事ぶりを「承認」してあげることが必要です。
これができるのは、管理職を置いて他にいません。
その言葉は時に人を救うことができます。時に人の一生を変えることもできます。
会社や現場の空気を悪くしてしまう従業員には頭ごなしに「注意」や「叱る」のではなく、「いつも頑張ってくれてありがとう」と、その仕事ぶりを認める言葉をかけてあげてください。
承認してもらえたと感じた従業員は、あなたに「仕事を認めてもらった」「人格を認めてもらえた」と感じ、心が満たされ(承認欲求の満足)、自分自身のこれまでの仕事に自信と安心を感じ(自己肯定感の充実)、他者への攻撃をやめていきます。
そして部下の方が本当に目を向けるのは同僚や他の方ではなく会社とそのチームのために何をなすべきか・・・という点です(自己実現・他者貢献)。
従業員はコストではなく資産です。利益を生むための大切なリソースです。
管理職の皆さん、どうか従業員を本来の役割に意識が向くよう、導いてください。
皆さんの言葉はご自分が思っている以上に、大きな大きな力があるのです。
ともに従業員が働きやすい環境を築いていきましょう。
ご相談は、どうぞお気軽に。