戦慄・雪崩式ツームストーン!PACがKzyを粉砕でドリーム王座を防衛!
2月10日 DRAGON GATE「TRUSH GATE 2019」博多スターレーン 1829人超満員札止め
(試合内容は実況ツイート、画像はDRAGON GATE NET WORKより)
<第1試合 20分1本勝負>
Gamma ○K-ness. “brother"YASSHI 問題龍(10分16秒 光の輪)×ジェイソン・リー 石田凱士 しゃちほこBOY ドラゴン・ダイヤ
<第2試合 20分1本勝負>
○ドン・フジイ(6分57秒 エビ固め)דハリウッド"ストーカー市川
※6分57秒 イナバウアー・ジャーマンを失敗した所を押さえ込む
<第3試合 30分1本勝負>
○シュン・スカイウォーカー(7分39秒 エビ固め)×神田裕之
※アシュラ
<第4試合 30分1本勝負>
○Eita 吉田隆司 KAZMA SAKAMOTO (10分35秒 片エビ固め)ワタナベヒョウ 吉岡勇紀 ×箕浦康太
※ Imperial Uno
<第5試合 30分1本勝負>
KAI ○U-T(14分36秒 横入り式エビ固め)ビッグR清水 ×Ben-K
<第6試合 ありがとう博多スターレーン!スペシャル8人タッグマッチ 45分1本勝負>
吉野正人 YAMATO ドラゴン・キッド ○堀口元気(20分32秒 バックスライド・フロム・ヘブン)土井成樹 ×望月成晃 横須賀ススム 斎藤了
<第7試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負>
【第28代王者】○PAC(25分17秒 片エビ固め)【挑戦者】×Kzy
※ブラックアロー
☆PACが初防衛に成功。
3月いっぱいで閉館する博多スターレーンでDRAGON GATEが最後の博多大会を開催し、メインはPACの保持するドリーム王座にKzyが挑戦した。
リストロックで捕らえたPACは力任せにKzyをコーナーに叩きつけ、読み合いからショルダースルーで放り投げ、Kzyは腰を強打するも、KzyはB-BOYで場外に追いやるとトペスイシーダの連打、エプロンからトペコンを発射する。
しかしリングに戻ったKzyがコーナーへ昇るとPACがトップコーナーからの雪崩式ブレーンバスターを敢行、再び腰を強打したKzyを場外へ追いやると、エプロンへ何度も叩きつけ、ペットボトルの水を噴射した後でブレーンバスターで投げる。
大ダメージのKzyは何とかリングに戻るも、PACはまたKzyを力任せにコーナーへ叩きつけ、ニードロップから踏みつけるなど、完全に試合をリードする。
劣勢のKzyはエルボー合戦に持ち込み、サイドからのエルボーで場外へ追いやると、エプロンめがけてのBEAT-BOMで叩きつけてからミッションインポシブルを発射、リングに戻るとKzyは串刺しフォアアームからノーザンライトスープレックス、カウンターのエルボー、エルボースマッシュからBEAT-BOM、そしてコーナーからKZ.time狙うが、PACが逃れて未遂になり、Kzyは突進もPACがショルダースルーで場外へ放り投げ、コーナーからブラックアローを発射する。
リングに戻るとPACはフェニックス・スプラッシュを投下、カウント2でキックアウトするKzyにパワーボム狙いは、Kzyが堪え、Kzyのエルボースマッシュ狙いはPACがバックスライドドライバーから、シットダウンパワーボムを決める。
PACはブラックアローを狙うが、Kzyが逃れて未遂に終わるも、PACはソバット、前蹴り、ソバットと畳みかけて突進は、Kzyがポップアップ式エルボースマッシュで迎撃も、スライディングエルボースマッシュをかわしたPACはロープの反動を利用してのジャーマンで投げる。
それでも起き上がったKzyはエルボースマッシュを放って、両者ダウンの後でエルボー合戦、Kzyがエプロンに追いやるがPACはロープ越しのハイキックを浴びせてから、ブラックアローを狙うがKzyがエルボースマッシュでコーナーで釘付けにすると、トップコーナーから雪崩式ブレーンバスターを0決め、コーナーからダイビングエルボーアタックを炸裂させる。
Kzyは韻波句徒を狙うがリバースしようよするPACにCDJを決め、ランニングエルボースマッシュ、スワントーンボムからKZ.timeを投下するが、PACが剣山で迎撃すると前屈みのKzyにシューティングスタープレスを投下、ラリアットからブラックアローを投下も自爆となってしまう。
Kzyはポップアップ式の急所蹴り狙いのPACをスカイデ・スクールボーイで丸め込み、ローリングエルボーから左右エルボー、エルボースマッシュの連打からKZ.timeを投下するが、PACはカウント2でキックアウト、Kzyはもう一度KZ.timeを狙うが、PACが場外へ逃れるもPACは戻すと、PACはスタンガンからのロープ越しのスタナー狙いはKzyがエルボースマッシュで迎撃する。
KzyはKZ.timeを狙うが、ジャンピングハイキックで阻止したPACが雪崩式のツームストーンパイルドライバーを敢行すると、最後はブラックアローで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後にはPACが王座防衛をアピールし、Eitaが次期挑戦者を募ると、第3試合で神田を降したシュンが登場、シュンがドリーム王座を奪取することでBen-Kを抜くだけでなく団体のトップに立つと宣言して挑戦を表明する。Eitaは「顔じゃない」と反発したが、PACは受諾し、八木隆行本部長が3月3日のエディオンアリーナ大阪第二競技場大会での選手権が決定となった。
序盤こそはPACのパワーに軽量のKzyが振り回されたが、得意のエルボースマッシュで何とか活路を見出すも、PACのパワー、そしてインサイドワークの上手さの前に敗れてしまった。またブラックアローの前に出した雪崩式ツームストーンパイルドライバーは、WWEで活躍していたクリス・ベノワが新日本プロレスでワイルド・ペガサスと名乗っていた時代に使っていた技、PACはベノワを意識したのかわからないが、DRAGON GATEのリングで見れるとは思っても見なかった。
次期挑戦者はシュンとなったが、キャリアは浅いものの、他団体に出場して実績を積んできている。後は成果をPAC相手に出し切れるか…
また第4試合では介入するEitaのイス攻撃がBen-Kに誤爆すると、U-Tが丸め込んで3カウントとなり、KAI&U-Tがノンタイトルながらもツイン王者のビックBenを降す。試合後にEitaと清水が口論になっているところでKAIがU-Tとのコンビで挑戦表明すると、清水が受諾するが、Eitaには介入するなと釘を刺す。
第5試合では3月いっぱいで閉館する博多スターレーンスペシャル8人タッグ戦が行われ、望月のスーパーケンカキック狙いを、熊本出身の堀口に髪が宿り、バックスライド・フロム・ヘブンで丸め込んで3カウントを奪い勝利、メイン終了後には堀口の呼びかけでREDを除く全選手が揃い、博多スターレーンに別れを告げた。DRAGON GATEはかつてテレビ西日本で月1でレギュラー放送を行い、博多スターレーンが定期戦の会場として使用されたが、使用頻度は各団体の中ではDRAGON GATEは一番多かったのではと思う。そういった意味では選手らにとっては思いで深い会場なのかもしれない。