厄払え「チャンチャコチャン」
ササ竹で人形をはたき、
疫病神を追い払う子どもたち
湖西市新居町の大倉戸地区
湖西市新居町に200年以上前から伝わるとされる神送り行事「大倉戸のチャンチャコチャン」が8日、大倉戸地区で行われた。小学生ら約10人が地域内を回り、鉦(かね)を打ち鳴らしながらササ竹で疫病神を追い払った。
同行事はツバキの枝を「舟」にして、疫病神に見立ててわらで作った「デックラボー」と呼ばれる男女2体の人形を乗せて引き回す。午後3時半ごろに学校を終えた小学生らが、地元の恵比須神社に集まった。各家庭でおはらいに使ったササ竹を手に持ち、神社を出発。数カ所で舟を止める度に「大倉戸のチャンチャコチャン」という掛け声に合わせ、人形をササ竹ではたいて厄を払った。
姉と参加した市立新居小5年の男子児童(11)は「寒かったけど、やっていくうちに体は温かくなった。1年間楽しく元気に過ごしたい」と笑みを浮かべた。
地元住民らによると、江戸時代の天明の飢饉(ききん)の頃に始まったとされ、打ち鳴らす鉦の音から「チャンチャコチャン」と呼ばれるようになったという説がある。毎年2月8日と12月8日に行われている。
湖西市新居町浜名、 恵比須神社のある大倉戸地区では、 事八日行事で毎年12月8日と2月8日に子どもたちにより疫病神を追い払う 「大倉戸のチャンチャコチャン」という伝統行事が行われます。
疫病神を追い払え!愛らしいお囃子が響く
毎年2月8日と12月8日に子どもたちによって行われる送り神の行事。全国的な飢饉があった、江戸時代の天明年間に発祥したといわれています。
椿の枝にデックラボーと呼ばれる神様(わら人形)を乗せ、子どもたちが囃(はや)しながら、鉦(かね)を打ち鳴らして曳いていきます。デックラボーはその間、オンビと呼ばれる笹竹で子どもたちに叩かれて、ぼろぼろになってしまします。そうして村のはずれまで送られるのです。それもそのはず、この神様は疫病神に見立てられているからです。
子どもたちが「おおくらどーのチャンチャコチャン」とお囃子を唱えながら歩く姿はなんとも可愛らしく、見ていると笑みがこぼれます。
新居地区では、大倉戸のほかに松山・内山地区でも昭和30年くらいまで続いていましたが、現在は大倉戸地区のみとなりました。国選択無形民俗文化財に指定されています。