RASという情報処理システム
私は、自分の人生を振り返ってみて、「『これをしたい』『こうなりたい』と思った以上のことはできていない」という事を良く考えます。
その根拠になりそうなことを、本と講演で同時期に知りました。
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○ 『未来脚本』(夢野さくら著)
“ 人間の脳には、RAS(ラス)っていう、情報処理システムが備わってる ~
~ 目の前に起こるさまざまな現実の、どれを認識して、どれを認識しないのかを振り分けているフィルターのことよ。
~ RASを通過した→認識される
RASを通過しなかった→認識されない
~ 認識されないことを、心理的な盲点に入ると言ったりもするわね。
~ RAS=Reticular Activating System のこと。
むずかしくは網様体賦活系。
ゴール=目標や夢を設定すると、脳はあらゆる情報収集を行うの。
~ 認識するものとしないものの区別が、その人の人生を決めるの。 ”
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「意識的に何を認識するか?」というRASを変えないと、「現状維持」のままで人生が進んでしまう。
そのような趣旨です。
先日、講演を聞いた山田敏夫氏も下記のようなことを仰っていました。
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「ただ、講演を聞いても意味がない。
自分だったらどう思うか?どう考えるか?
常に、意識して頭に汗をかいた分だけしか吸収しない。
これを脳科学的には、RASと言います。」
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よく、「情報に対するアンテナを高くしろ」という事は聞きますが、今回の本と講演からは、「RASという情報フィルターの基準を、夢や目標に向けて、常にバージョンアップしろ」と言われているようです。
私自身、それこそ「RAS」の認識がなかったので、「RAS」という情報フィルターを意識して、その感性・感度を高めて行こうと思います。