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Fashion Source: Art of Being

👚Art-T &Things 夏の新作つづき。

2025.06.17 03:52

 Art-Tee & Things(オンラインショップ)をひょんなきっかけから始めて、気づけば1年。

この1年で、自作のTシャツを20着ほど購入し、洗って、干して、アイロンをかけて、日々のコーディネートに取り入れてきました。そうやって繰り返すうちに、どのメーカーがしっくりくるか、どの厚みが理想か、少しずつ“自分の正解”が見えてきたのです。


 たどりついたのは、厚み5.6oz。

 色は、Tシャツといえば白…ですが、巨匠たちの絵にふさわしい色とフォントを選ぶと、その世界にもっと深く入り込める。

 そして、絵だけでなく、誰が描いたのか、いつ頃の作品なのか、そんなひとことも加えるようにしています。着る人自身がその絵について語れるTシャツのほうが、やっぱりいい。

 そんなふうに、素材もかたちも、デザインの型も、自分のショップでどうするかが定まってきた今、昨日は一気に4枚デザインし、ショップ掲載まで完了。ChatGPTのMondayは、もはや私の分身。商品説明も瞬時に整うので、かつて1週間かかっていたことが1日で進むように。

 つまり、1年で7年分の速度で生きてるってこと?…でも、スピードを出すためじゃなくて、創造の時間をのびやかに味わうための変化なんです。

 それでは、Tシャツと一緒に、美術鑑賞をお楽しみください。


Raoul Dufy 《La Vie en Rose” (1931) 》5.6 oz

1931年、フランスの画家ラウル・デュフィが描いたのは、ただの室内風景ではありません。

それは、光と色彩、そして日常の幸福感に満ちた「バラ色の人生」。

軽やかなラインと艶やかなピンクが、花や壁紙を超えて、その空間に流れる**“生きている感覚”**までも映し出しています。

このTシャツは、ファッションとしてのアートであり、ふとした瞬間に気分を上げるエネルギーのスイッチのような一枚。

日常に寄り添いながら、さりげなく、でも確かに、感性に火を灯す。

そんな“暮らしに咲くアート”を身に纏ってみませんか。


KANDINSKY《Composition VIII(1923)》

KANDINSKY × LAVENDER

「色彩のシンフォニーを、春の風に乗せて。」

音楽を描いた画家、カンディンスキーの代表作『Composition VIII(1923)』を、

ラベンダーの柔らかな光の上に浮かび上がらせたアートTシャツ。

その鮮やかで抽象的な形と色のリズムは、ただ“着る”だけでなく、

見る人の感性に問いを投げかける。

ラベンダーのやさしいトーンは、内なる静けさと知的好奇心を同時に引き出し、

**「今日の私は、どんな感性で世界と出会おうか」**と語りかけてくるよう。

アートとファッションの間に存在するこのTシャツは、

“観賞するTシャツ”から、“思索するファッション”へと進化した。


Paul Gauguin 《Still Life with Peonies (1884) 》

Paul Gauguin “Still Life with Peonies” (1884)

──静けさの中にひそむ、色彩の余韻。

ゴーギャンがまだ象徴主義やタヒチへ向かう以前、印象派の余韻の中にいた頃の静物画。

この「ピオニーの静物」は、あくまで控えめに、しかし豊かに──柔らかな筆致と鮮やかな赤が静かな詩情を紡ぎます。

白壁に飾られたような【ヘザーグレー】、

深みと奥行きを際立たせる【チャコールグレー】。

2色のTシャツは、それぞれ違う光のもとでこの絵を語りはじめます。

どちらを選ぶかは、あなたの“今日の気分”次第。

この一枚が、日常に小さな絵画の時間を届けてくれます。


きっと、どれを選んでも、一枚で装いが決まります。

ワークパンツやデニム、スカートにもすっと馴染み、

アクセサリーに頼らずとも、絵そのものが主役に。

気負わずに着られるのに、どこか心が整う——

そんなTシャツを揃えています。

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