明石家さんまさんのホロスコープ〜戦う男と安心できる家
自然になんとなく月曜日更新みたいなリズムになってきました。
私もこのコーナーが楽しみになってきました。
引き続きよろしくお願い致します〜。
ニコリ
というわけで、予告した通り明石家さんまさんのホロスコープですが、かなりのボリュームになりました。
ビッグな人はそれだけ盛りだくさん、ってことでしょうか。
さんまさんは1955年7月1日18:00 和歌山県串本町生まれ。
あるサイトに載っていたデータを正しいものとして作成しました。
まず目に付くのは完全な南半球への偏り、そして7ハウスにギュッと固まった天体群です。
これは前提として、
「相手のために自分を捧げてしまう傾向と、安心できる人間関係や家庭(居場所)を必要としている人物である」
ということを示しています。
7ハウスの天体群(ステリウム)は人間関係につての問題を提起させています。
水星と金星は厳密に言えば6ハウスですが、7ハウスカスプにほぼ駆け込んでいる状態(5度前ルール)なので、7ハウスとして考えます。
さんまさんの太陽は蟹座、月は蠍座です。
蟹座は水の活動サイン、蠍座は同じく水の不動サイン。
水のエレメントは感情を意味します。
太陽と月の両方共に水なので、さんまさんが何かを決めるときに最後の決め手になるのは
「感情」
なんですね。
蠍座の欲求は、情感にあふれて深く関わり、全てを深く包み込んで清濁合わせのみ、真実を見抜き、正しい人でありたい、、というものです。
この欲求を蟹座の、慈愛と保護と献身、いざとなったら玉砕覚悟で戦う、という質のエネルギーで表現していく、というのが基本のスタンスになります。
これだけでもう、とっても情の深い方なのだということが分かりますね。
もう少し詳しく見ていきましょう。
まず、11ハウス内にある逆行の土星が、7ハウス内の太陽にトライン。
トラインはソフトアスペクトですが、相手が逆行の土星なので、ここに何かあると考えます。
オーブもかなりギリギリなので、太陽とのアスペクトでなかったらノーアスペクトとして見るところですが、考慮に入れます。
逆行土星はほぼ父親問題を表しますから、父親由来の何らかの事柄で辛い思いをした可能性は否定できません。
この土星は自己価値を意味する2ハウスを支配するので、このことが彼の自己価値に影響を与えたことも否定できないでしょう。
そして天王星と火星のコンジャンクションに海王星がスクエア。
人間関係における激しい怒りと困惑の形跡、と考えます。
海王星は3ハウスを支配するので、初等教育や兄弟に関わるものかもしれません。
(この組み合わせは、上手く昇華できれば、強烈な個性とカリスマ性につながります)
さらに冥王星と月のスクエア。
母親からの重圧や侵害、そこから派生する確執。。
うーーむ、、
さんまさんのプライベートは大竹しのぶさんがらみの事しか知らないけど、少年時代はとても大変だったんじゃないだろうか。。
さらに進みましょう。
別の視点から見てみましょう。
仕事を表すMCからのディスポジターを辿ります。
この手法は「ミッドヘブン拡張プロセス」と言って、適職の方向性を見る時に使われます。
どの方面の仕事に関心(適正)があるか?という事を見ることができるのです。
MCは天秤座なので、その支配星の金星を見ます。
金星はアセンダント軸上にあり双子座。双子座の支配星はすぐそばにあるファイナルディスポジターの水星で、6ハウスでシンプルに完結します。(ピンクのライン)
この金星と水星はノード軸を抱き込みアセンダントと対峙しています。
どういう事かというと、
MC…………仕事
金星…………美意識
水星…………コミュニケーション
7ハウス……対人関係、公衆(5度前ルールで7ハウスとして考える)
ノード………公衆
という言葉を当てはめることで単純な言語化をすると、
「公衆や人間関係に向けた美意識のコミュニケーションを仕事にする欲求」
という事になります。
一口に美意識のコミュニケーションと言っても、
詩や音楽を作る、エッセイや小説を書く、演じる、歌う、抜群のホスピタリティで接客する、などいろいろな形があると思いますが、さんまさんの場合は「おしゃべりで人を楽しませる」という形で現れています。
この金星は5ハウスも支配するので、「楽しく、創造性に溢れる分野」ということなのですね。
金星と水星はアイデンティティを示すアセンダントを真っ直ぐに見つめているので、仕事がそのままアイデンティティを表していると言えるでしょう。
俺は、おしゃべりで人を楽しませる仕事をする男だ!
と宣言しているように私には見えます。
次は根源的欲求を示す月に注目してみます。
月を見るときは在住しているハウスが重要です。
さんまさんの月は11ハウスです。
11ハウスは愛を受け取るハウスと言われています。
ここに月があるということは、
「愛を受け取りたい(愛されたい)という根源的な欲求がある」
と考えることができます。
そこから敷延して、仲間と共にする仕事、身近な人からの協力なども表すのですが。
月からのディスポジターは、
月(11ハウス)→冥王星(8ハウス)→太陽(7ハウス)→月(11ハウス)でループになっています。(グリーンのライン)
冥王星のある8ハウスは「他人(相手)の価値」から敷延して「資産管理」の方向か「癒し」の方向を示します。
いったいどっちなの?と言いたくなりますが、さんまさんのテーマは情緒的な人間関係なので、「癒し」を意味すると考えるのが自然でしょう。
そして、7ハウス。
人間関係、情緒的なつながり。
愛されたい→(相手の)癒し→情緒的なつながり→愛されたい
延々とこのループです。
しかもこのループの中には冥王星と月のスクエア(母親との確執)が組み込まれていて、MCからのディスポジターとは分離しています。
また、この冥王星は11ハウスを支配していて、愛されたい気持ちに圧力をかけています。
ここで思うわけです。
もしかして、面白い事を言って人を笑わせるのは、
お母さんを楽しませることで情緒的なつながりを感じて愛されたい、、、、
そんな動機があったのではないかと。
笑いは究極の癒しですもんね。
さらにいうと、11ハウスには逆行の土星もあるので、さらに11ハウスが強調されて
「愛されたい」のダメ押しでもあるなぁ。。
人と深く関わりたい蠍座の月を持つ彼には特に辛く感じるでしょう。。
さんまさん。。
いったい何があったんや。。。
もうここでたまらなくなって、ネットの情報を探してみました。
真偽のほどはご本人に聞くしかないのですが、まあ、こんな情報が出てきましたよ。
3歳の時にお母様が亡くなっている。
12歳の時にお父様は再婚している。
同時に年の離れた弟ができた。
新しいお母様は弟さんだけを大事にしていて、さんまさんは無視されていた。
弟さんとは良い関係だったが、(弟さんが)19歳の時に火事で亡くなってしまった。。。‼︎
現在はお父様はもう亡くなっていて、新しいお母様とは疎遠になっている。。。。
ああ、、、
お父様が再婚するまでのことは見つかりませんでした。
でも普通に考えて、小さな子供にとって母親がいないのはヘビーな事に違いはないでしょう。
さんまさんが人を笑わせる方向に特化していったのは、自分が暗い気持ちにならないようにする為でもあったかもしれない、と思いました。
ソーラーアークを見ると、3歳の時に火星が天王星にコンジャンクション、
12歳の時に土星が月にコンジャンクション。
ここは見落としていたので後付けっぽいですが、改めてよく見るとそういう表示も確かにあります。
なんて壮絶なのでしょう。。
ちょっと言葉が見つかりません。
さあ、でもここで!
凹んでばかりはいられない‼︎
このホロスコープにはまだ木星があったじゃないか!
この木星が強い!
さんまさんの木星は獅子座で8ハウスにあり、ノーアスペクトです。
ノーアスペクト=ペレグリン
チームの中のスタンドプレイヤー、時に強力な牽引役にもなり得る存在です。
木星のナチュラルサインは射手座ですが、同じ火のサインである獅子座とは相性が良いのです。
信念と楽天性の木星は、獅子座の堂々として裏表のない性質を帯び、1ハウス(アセンダント)を支配しています。
つまり自意識において、堂々として楽天的、かつ信念に満ち溢れている、という天性の底力を持っているのですね。
しかも、それがさんまさんの天体チームを牽引しているのです。
獅子座は「創造性、楽しみ」のサインでもあるので、ここでさんまさんのアイデンティティには「楽しさ」が加わったのですね。
在住ハウスは8ハウスなので、木星にとって居心地がいいかというとちょっと?ですが、それを補って余りあるパワフルさを持っています。
むしろ8ハウスの人を癒す(楽しませる)方向が加わって、さんまさんらしさを形作っています。
このパワーがあるからこそ、辛い少年時代を跳ね除けることができたのでしょうね。
(他にもさんまさんの魅力や人気運などを示す表示がザラザラありますが、長くなりすぎるので、それ以外のミッドポイントについては割愛します。)
困難も多いけど、恵まれた面も多い。
「持っている人」とはそういう人なのかもしれません。
一方で、
仕事とプライベートでは別人
と見えるのです。
「踊るさんま御殿」をたまに見ていますが、さんまさんの背後に寂しさの陰を見ることがあるのです。
なぜかなあ?と思っていましたが、ホロスコープを読んで納得しました。
さんまさんは真に安心できる相手と場所を必要としている。
さんまさんの「対人関係のテーマ」はまだ完結していない。
子供の頃はそれが欲しくて涙ぐましい程の努力をした。
でも得られなかった。
それでも仕事では大成功、多くの人に愛されて、押しも押されもしない芸能界の重鎮になった。
芸能界が彼のくつろげる家、と言うならそうなのかもしれません。
でも私には常に戦っているように見える事があるのです。
蟹座が戦う時は、追い詰められた時です。
さんま御殿の収録後に1人でウーロン茶を飲んでるさんまさんは最高に魅力的です。
ここにさんまさんの素の部分が垣間見えるからです。
戦いが終わって満足と安堵を感じている男の顔です。
さんまさん、仕事以外からも愛を受け取れるといいですね。
ちょっと好きになっちゃったかも。。。
次回は
月別のサインの解説をして欲しい、と言う要望をいただきました。
今は太陽水瓶座です。水瓶座といえば11ハウス。
そういえば、さんまさんは思いがけず11ハウスが強調されていましたね。
うーん、、
11ハウス(と12ハウス)は難しいんだよね。
でも、繋がっちゃたからやってみるか。
まあ、頑張ってみます。
ということで、次回
水瓶座、11ハウス、天王星というテーマでお届け!
(予告なく変更したら許してください)