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わかば通信

100年かけてつくられた 明治神宮の森

2019.02.11 01:53

 行ってきました!㊽

             わかば通信48号(2017年8月1日から)            

 

 東京原宿にある明治神宮。そこにある鎮守の森は、人の手によって「作られたもの」なのを知っていますか。大正のはじめ、政府から森の設計を任された学者たちの功績により、いまも大都会に残る美しい森。今回は明治神宮の森を見に行ってきました。

 

 若者でにぎわうjR原宿駅のそば。大きな鳥居の先に緑に囲まれた気持ちのいい参道が広がります。境内は驚くほど静か、この森が都心そして人工林だなんて嘘みたいです。 

              ファッションの街、原宿にそびえる大鳥居


   ここは、もともと荒れ地のようでした。そこに鎮守の森にふさわしい落葉広葉樹の森をつくるため、当時の学者たちは針葉樹と広葉樹を競わせ、森自体の力で世代交代を繰り返す森をつくるプランを立てました。それから約百年たった現在、都心では見られない生物、数多くの生命が観測される森ができたのです。

                 のんびり森林浴しながら本殿へ


    今も、落ち葉一枚持ち出してはならないという厳しいルールのもと、落ち葉も森の養分として森に返されます。そこからまた新しい芽が出て、森が分厚くなっていくのです。


    私たちの暮らす若葉台も「自然尊重」のもとに、開発された場所。共存する森も、明治神宮の森のように成長してくれるとうれしいです。 

                                (S)