Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

〜働き方改革の理想と現実〜

2019.02.11 23:19

〜働き方改革の理想と現実〜

 

「働き方改革」は、

一億総活躍社会に向けた、

国の最大のチャレンジです。

 

そのために、大企業も中小企業も

人材育成や、ワークライフバランス、

ダイバーシティなどに取り組んでいるわけですが、

厚生労働省の調査によると、

能力開発や人材育成に関して何らかの

「問題がある」とする事業所は、

なんと75.4%となっています。

 

では、どんな問題があるのでしょうか?

 

「指導する人材が不足している」54.2%


「人材育成を行う時間がない」49.5%


「人材を育成しても辞めてしまう」47.8%

 


なるほど。。

人材育成と言ったところで、

その人材がいないというわけですね。

 


以前、バブル期に流行った

「24時間戦えますか?」や「5時から男」

のキャッチフレーズを作った会社などで、

働き方改革が議論されているのも事実。

 


もう昔とは違う。

日本は深刻な状況なのです。

 


* * * *     

 


少子高齢化の中で、人材確保に必要なのが、

やはり女性の活躍でしょう。

 


女性活躍推進法により、

すこしずつ定着してきた言葉ですが、

働きながらも、出産を推進しないと

少子化対策にはならない。

 

 

以前、働く子育てママへ

ワークライフバランスをヒアリングしたところ、


「育児休暇などの改善はあるが、

   実際のところ子育てと仕事の両立は不安」


「急なお迎えなど、会社や同僚への罪悪感と、

子どもとの時間が減ることに罪悪感がある」


「産休、育休復帰後に馴染めるか不安」


などの声がありました。

 


一方、企業面談で

女性活躍推進をヒアリングすると、


「会社内でアンケートなどをとったはいいが、

そのあと何をすればいいかわからない」


「女性活躍推進で、女性や子育て社員ばかり優遇されて、実は他社員から不満が出ている」


「子育て社員の不安や気持ちが良くわからないので、どうサポートすればいいかわからない」


など、表向きは動いているようで、

その先の課題はいろいろあるようでした。

 


子育て社員が求めることと、

会社の求めることに、ギャップがあるわけです。

 


* * * *     



今、このギャップを埋める研修の一つとして

注目されているのが、


「ペアレンツコーチング研修」 

 

子どもとの短い時間の中でも

質の高いコミュニケーションをすることが目的の研修です。

 


そう、内容は業務外の研修。

 

ですが、

部下育成やマネジメントにも繋がりますね!

という感想があるのも事実です。

 

業務研修でないのにも関わらず、

子育て真っ最中の社員はもちろん、

子育てを卒業した方、独身の方、

男性社員まで受講する理由は、

このギャップを埋めるために、


もしかしたら、業務研修よりも必要な

 

「心理的安全性」

 

を目指せる基本だから、 なのかもしれません。

  


TCS認定プロフェッショナルコーチ

川越 くみ

  


▽HPでは、実施した研修の一部を

掲載しております。


「ペアレンツコーチング研修」