Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ピアノ&ソルフェージュ Andantino

テンポ について 🎹

2019.02.12 10:21

みなさんこんにちは。

音楽&学習  小さな個別指導教室

〈アンダンティーノ〉の中西です。



生徒がひとつの曲を演奏したとき 

〈もう少し 早いテンポで弾けば良いな〉

と 感じることは よくあります。


理由は  

その楽曲のもつ

いろいろな 素晴らしい要素を 

聴衆に伝えるためには

それぞれに

相応しいテンポや拍節感 というものがある

と思うからです。


しかし 私が大切にしている ことは

生徒が 現時点で

その楽曲のキャラクターを

どのように認識して 

演奏しているのか

なのです。


生徒の認識を 飛び越えて

〈テンポをあげましょう。〉

と レッスンで提案しても

形の上では まとまるにせよ

生徒本人が 楽しみながら

演奏出来ない ということが

起こります。


結果 上達するほど

音楽が つまらなくなる

の だと思うのです。


人間の耳は

訓練を重ねた人でなければ

早い音の動きには

ついてゆけませんし、

自分が 弾いている音を

自分の耳で聴きとれていなければ

それは

音楽ではなくなってしまうでしょう。


私は

生徒が〈テンポをあげたい!〉

と言い出すのを 待っています。

また 次のレッスンで

自然とテンポを上げて

さらってくることもあります。


そういう時は

弾いている曲が

生徒自身のものに

なってゆく瞬間のように感じます。


それでは また ♪