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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編74』

2019.02.12 13:15

「ナポリタン…美味しい!」



「これホントに臣が作ったの?店で出てくるやつじゃん」



まりあと直人がパスタを絶賛する中、臣が隆二の方に視線を向けると、口周りをオレンジ色に染めてモゴモゴ頬張っている。



「想い出の味なんで、店まで行ってレシピ教わったんです」



「そうなんですね、本格的」



「相手はすっかり忘れてますけど」



隆二の隣で子供用の椅子に踏ん反り返って、隆臣も口の周りがドロドロになってる。



「そっくり親子め」



「ん?臣、なんか言った?…あ〜あ!たっくんお口周りにいっぱいついてるよ💦」



「お前もだよ」



「おとーしゃん!しゅーぷないの?」



「え?スープ食べたいのか?隆臣」



「おやしゃい沢山のがいい!」



「あ!私作ります!」



まりあが席を立った。



「え?いいの?パスタ冷めちゃうよ」



臣が見上げて言うと、まりあはニコッと笑顔で返した。



「キッチンお借りしますね。すぐに出来るのでパスタは後でチンさせて下さい」



「OK、ラップしとくね!ありがと」



まりあはキッチンに立ち、素早く調理を始めた。



「いいんですかね?お願いして」



臣が直人に尋ねると、直人はまりあを見ながら答えた。



「その方が色々気も紛れるんじゃないかな?」



「そっか…」



「それに俺もまりあの手料理食べてみたいし」



「付き合ってるんですか?」



「うん、今ははっきり言えないけど、大切な人だよ」



「うちは気兼ねいらないんで、いつまでも使って下さい」



「ありがとね、ここなら安心だよ」



「ところでさ、さっきの想い出の味って…」



「共有する相手が気づいてないんで、もういいっす」



臣が隆二の方を振り向くと、ほぼ完食して水を飲んでいる。



隆臣の姿が見えない。



「あれ?いつのまに…どこ行った?」



「たっくん?先生のとこだよ」



リビングの続きにあるキッチンを見ると、食べこぼしを受けるアンパンマンの食事用エプロンをつけたまま、口をオレンジに染めた隆臣がまりあの横に立っている。



「ありゃ!自分で脚台持っていって、ちゃっかり隣で立ってるよ」



「たっくん、もっとちっさい頃は大人しかったのに、活発になってきたね」



「動物園デビューの頃からいろんな人に出会って、一気に成長したみたいです」





「隆臣くん、お口にいっぱいついてるよ。待ってね」



まりあが近くにあったティッシュを数枚とって、隆臣の口についたソースを綺麗に拭いた。



「しぇんせい、ありがと♫」



「まりあって呼んでね、隆臣くん」



「いーの?しぇんせいでしょ?おねーしゃん」



「それは保育園だけでいいよ」



「まりあ」



「はい!」



「しゅーぷまだぁ?」



「もうすぐできるから待ってね」





「もう呼び捨てにしてる…」



隆二が笑ってキッチンの二人を見ている。



「たっくん最強だな  笑」



「すいません💦」



「それより相方の世話」



「え?…あー!隆二、こっち向け」



「ん?どした…」



臣もティッシュを数枚取って、隆二の口元を拭いた。



「ついてた?サンキュー」



「…あれ?前にもこんなシーンなかったっけ?」



「もういい、思い出さなくても」



臣は最後に指で隆二の口元を拭い、手についたソースをチュっと舐めた。



その様子を見ていた直人が軽く溜息をついた。



「やれやれ…まりあが二人のイチャラブに当てられないか、それだけが心配だよ」




つづく









明日はbirthday定休日させていただきます。


もうかなりいい大人なので、お祝いコメは遠慮します。


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寒さも底です。


体調崩されませんように、皆さんご自愛下さいね。


いつもご愛読心より感謝致します。










『想い出のナポリタンへのリンク』

『食事用エプロン』