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テマヒマ

生業

2019.02.13 22:00

おはようございます。


暮らし、味わう。

食を通して豊かなライフスタイルを提案する

古民家カフェ&セレクトショップ テマヒマ

プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


昨年の3月、かなり初期のテマヒマブログで

言葉というタイトルの文章を書きました。

お客様に例えばこれは湯呑み?蕎麦猪口?み

たいに質問されることもあるのですが、出来

るだけ名前に囚われることなく思うままに自

由に使って頂きたいと思います。

テマヒマでもカフェでは所謂湯呑みで豆乳葛

プリンや甘酒をお出ししたりしてますし、水

曜日の味噌キーマカレーの日にはご飯茶碗が

サラダボウルに変身したりしてます。ちなみ

にある商品に対して用途が3つ言えたら売れ

るらしいって話を聞いたこともあります。


さて、言葉と言えば、先日のEテレswithインタビューの糸井重里さん×芦田愛菜さんの回を

録画して見たのですが、面白かったです。

コピーライターを皮切りに言葉を生業(なり

わい)としてきた糸井さんの言葉についての考察、発言に納得でした。


「今の時代はもっと具体的に!と言われる時

代」で「本当に言いたいのは、伝えきれない

気持ち、言葉にならない言葉が一番大事」と

糸井さんは言います。


何でも見える化したがる、データ化する社会

出来るだけ最短距離で、直線的に行きたがる

社会、ということへの危惧や批判をテマヒマ

ブログでは何度か書いてきましたがそれにも

通じるような気もします。

そして(言葉では表現しきれない)人間の力

を越える?離れる?ものに惹かれることにつ

いても書いてきました。テマヒマではそれを

民藝と発酵という言葉をテーマに説明してい

ますが、例えば菌だったり、作為を離れた仕

事・そこから生まれる手仕事のモノだったり

に惹かれる理由。


「言葉が少なくなる快感」ということも糸井

さんは仰っていて、例えば奥さん(樋口可南

子さん)とご飯を食べに行って、会話のなく

(ご飯のことについての会話だけの)食べる

ことを“純食事”と命名してました。


奥さん(太田智子さん)とご飯を食べに行った際

は既にその域に達してるように思いますが、

店主と店員、キッチンとホールスタッフ、シェフとプロデューサーとしてで言えば、今は

もっと会話していくべき時期でしょうね。

自分自身について言えば、お店に立っていて

一日ずっと喋りっ放しですが、いずれそれも

少ない言葉で伝えられるようになっていくの

でしょうか・・・・?言葉が生業とまではい

きませんが、カフェにしろセレクトショップ

にしろそれを通して伝えるのが生業だとは思

います。以前テマヒマブログにも書いたよう

に繋ぎ手でありたいとも思いますが。


いつにも増して話があっちゃこっちゃいきま

した。この番組は今週土曜日にアンコール放送があるようですのでよろしければ。

バレンタインデーの今日も11時オープンで皆

様のお越しをお待ちしております。

ランチの11時半のお時間はご予約で満席のた

ゆっくり来て頂くかのんびり過ごせるスイ

ーツタイムがオススメです。

それではよい一日を!

素敵なバレンタインデーを!