「古志」深川句会(7月)を終えて 2
2025.07.20 21:00
引き続き、7月の「古志」深川句会から。
米なくて米搗くしぐさ米搗虫 菅谷和子
昨今のコメ不足をあらわすかのような句ですが、
一句の眼目としては、米搗虫という存在のあわれにこそあります。
そこに米が無いにもかかわらず、
米を搗くかのような動きで跳ね上がっているのをあわれんでいるのです。
(日乃出製氷より)
これがまあ大和氷室のかき氷 那珂侑子
氷食文化のはじまりは奈良県といわれています。
氷室神社では氷室や氷池を設け、
奈良時代より氷を製造し、氷を神として祀ってきました。
いまでも神に氷がお供えされていますが、
その氷のお下がりをかき氷でいただくことができるようです。
掲句ですが、かき氷が旅の楽しみの一つだったのでしょう。
もっともらしい味の感想を述べるのではなく、
「これがまあ」としたことで、
かえってその感動がダイレクトに伝わってきます。
「古志」深川句会は毎月第2水曜日に開催しています。
次回は8月13日(水)13:30〜
会場は江東区森下文化センターです。
「古志」の会員の方はどなたでもご参加いただけます。
会員以外の方は体験参加が可能です。
初心者の方も歓迎いたします。
詳細は「古志」公式サイトを御覧ください。