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大坂なおみ選手とサーシャコーチの契約解消は必ずしもマイナスとは限らない

2019.02.14 22:00

おはようございます、Jayです。



この前、大坂なおみ選手がサーシャ・バインコーチとの契約解消する事を発表しました。

けっこう衝撃を受けている人もいるかと思いますし、私も少し驚きました。

しかしけっしてマイナスやネガティブな事とは捉えていません

と言うのも、テニスの世界でコーチを変えるのはよくある事だからです。


もちろん理由には“不仲”などのマイナスな理由の場合もあれば、“家族事情”や“他のコーチを試してみたい”マイナス以外の様々な理由があるでしょう。

そして「解消したい」と名乗り出るのは必ずしも選手とは限らずコーチ側からの場合もあります。

例えば上記の家族事情。

テニスは1年の大半がシーズンなのでオフシーズンがほとんどありません。

必然的にコーチは家族と離れ離れになってしまい、“家族との時間を優先したい”という理由で解消を名乗り出る。


“でも世界1位なのにコーチが変わるの?”

世界1位でもコーチが変わる事はけっして珍しい事ではありません。

先ほどの例は大坂選手が世界1位になる前の世界1位だったSimon Halep選手のコーチの事で、昨年末の出来事です。


大坂選手は頂点に立った事で追う立場から追われる立場に変わりました。

もっと言うと、ランキングではもうこれ以上高い所には行けません。

“ナンバーワンになりたい”とやってきた人がいざチャンピオンになると“目標は達成したけど次はどうすれば?”と次の目標設定がわからずモチベーションが落ちてしまった人もいます。


“名選手は必ずしも名コーチになるとは限らない”と言いますね。

その代表例がサーシャ・バイン氏。

彼は元プロ選手ですが、コーチほどの実績は残していません。


では名選手、特に元世界チャンピオン、がコーチになる強みとは何でしょう?

それはすでに“同じ経験をして、頂上からの景色やその後の事を実体験として語れる”です。(もちろん他にたくさんありますが)


例えば元世界ランキング1位のアンディ・ロディック選手(2012年に引退)。

彼は“チャンピオンの立場を分かっている人が良い”という理由でジミー・コナーズというさらに前の世代で世界1位だったジミー・コナーズをコーチとして起用しました。


世界1位になった直後でのタイミングは少し驚きましたが、状況が目まぐるしく変わる今なのでもしかしたら最適のタイミングかもしれません。

私個人としてはさらに大坂選手のメンタルを成長させてくれる人がいいなと思います。

大坂選手が最近急成長したのにはメンタル面の成長があります。

しかしこれから世界1位を維持していく上でさらにメンタルを鍛える必要あり。


普段の大坂選手は隙が少ないですが、しかしメンタルが崩れるとその隙は拡大します。

“メンタルが崩れた⇒戻す”ではなく、“メンタルが崩れそう⇒それ以上落とさずに戻す”が出来るようになれば世界1位をキープしたりドンドングランドスラムのタイトルを取っていくの容易いでしょう。


最後に、大坂なおみ選手をサポートしているのはサーシャ・バインコーチだけではありません。

もちろんファンの皆様もいるのですが、フィジカルコーチや日本テニス協会から派遣しているコーチなど複数の人が大坂選手と共に「チーム大坂なおみ」として頑張っていますよ。


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