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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

東京山側(秋川)でバリアフリーSUPの可能性を検証!

2025.07.24 05:40

7月23日(水)、JR武蔵五日市駅から徒歩10分、秋川の河川敷「秋川橋河川公園BBQランド」にてバリアフリーSUPの検証を行いました。

東京山側には多摩川、秋川、2つの川が流れています。

白丸湖を中心にカヌー、ラフティング、SUP等のアクティビティがあり場所によっては水深も深く、水流も早いのが多摩川。

水深が浅く、川遊び、釣り、BBQなど小さなお子さんでも遊べるエリアが多いのが秋川。

本来秋川ではやっていないビッグSUPを用いて、水深の浅い秋川で安全に実施できるかの検証でした。

検証にあたっては、多摩川でリバーアクティビティを提供している「ぼちぼちアドベンチャーすその」さんに協力いただきました。

全国でアウトドア用の車いす(HIPPOキャンプ)を活用したバリアフリーSUPは事例がありますが、ライトな感じの川遊びであれば、背もたれ・手すり付きのローチェアが私のイメージでした。

※障がい状況によってはHIPPOのような車いすじゃないと安定しない場合もあります。

ユニバーサルツーリズムの経験や知見がないと、バリアフリー=車いすという発想になる人もいるので、違いを示すために車いすを固定した場合の検証も行いました。

車椅子:固定できるが座面が高く不安定、そもそも固定するので車いすである必要はない。

ソフトタイプの座椅子:固定もでき座ることもできるが、素材が柔らかいため体幹が弱い障害者は座位が取りにくい。

キャンプ用ローチェア:座面が低く移乗しやすい。背もたれ、手すりがあるので安定する。

検証をしている最中に、川遊びに来ていたファミリーの若いパパが我々に話しかけてきました。

「これ、どこで貸してくれるんですか?うち両親が車いすでこれがあるなら今度連れてきたいんです。」若い障害者だけでなく、高齢者にもニーズがありそうでうね。

知恵と工夫(いくつかのツールで検証)と発想(多摩川では難しくても秋川では可能かも?)、そこにリバーアクティビティのプロが関わることで、バリアフリーアクティビティの可能性はまだまだ広がることを実感しました。