14th
14回目の挙式記念日。
セントーサ島にある、Sofitel Sentosa Resort and Spaのダイニング、The Cliffへ行きました。
ここを訪れるのは、約8年ぶり。
旅行でシンガポールに来ていた頃に何度か訪れた思い出深いホテルで、それこそ最初に訪れたのは結婚をした年だったので、もう14年前。
ホテル名も何度か変わり、リノベーションでだいぶインテリアセンスにも変化があり
現在はアコーホテルグループのソフィテルになり、だいぶモダンな雰囲気になりました。
以前のシンプルモダンな雰囲気を知っている身としては、だいぶ賑やかにデザイナーズホテル風になったなぁ…という気がしないでもないけれど
チャイニーズニューイヤーの時期で華やかに飾られたロビーは素敵でした。
たくさんのホテルが建ち並ぶシンガポール。マリーナベイサンズがあり、セントーサにはカペラがあり、有名なホテルがたくさんあるので、あまり知られていないような気がしますが
ここ、セントーサ リゾート&スパは、アマンリゾーツを手掛けた建築家、ケリー・ヒルが設計したホテルで
その美しい佇まいが好きです。
ケリー・ヒルの建築というと、この直線美。
アマンは、まだ若い頃には泊まる勇気がなかったというか、ベテランのバトラーにお世話してもらうには自分たちがふさわしいと思えず、いつかふさわしい大人になってから泊まりに行くことが夢で
その前に、もう少しカジュアルに足を踏み入れることができる、アマン以外のケリー・ヒル建築のホテルに泊まりたいと思っていた時期がありました。
バリ島のアリラ・マンギスに泊まったのみで、その後息子ができてからは、子供の遊び場重視の旅になり、他のホテルに訪れることはできていませんが…。
◆タイ・バンコクのThe Sukhothai
◆タイ・チェンマイのAnantara Chiang Mai Resort
◆マレーシア・ランカウイ島のThe Datai
この辺りは、息子がもう少し大きくなってから、いつか泊まりに行きたい。
ケリー・ヒルさんは、2018年8月に故郷のパースで75歳の生涯を閉じられたそうで、もうこれ以上ホテルが増えることはなく、老朽化・リノベーションで姿が変わる前に見たい。
ザ ダタイ ランカウイ(The Datai Langkawi):マレーシア、ランカウイ :ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド(The Leading Hotels of the World)
セントーサ・リゾート&スパに話を戻して
大きなラッププール、遠く崖下に見える海、ここのゆったりとしたリゾート感は、いつ訪れても良いなと思う。
インテリアが変わっても、この風景は、14年前から変わらない。
今回ランチに行ったダイニング The Cliff
今回ここに行ったのは
息子を授かる前、最後に夫婦二人でシンガポール旅行をした時に、そういえばここで結婚7年目のお祝いをしたことを思い出したからで
その当時は、夜しか開いていない、かなり大人な雰囲気で
バリ島の現アヤナ・リゾート(旧リッツカールトン)の、海にせり出した有名なロック・バーを設計した日本人デザイナー・小市泰弘氏が設計したダイニングでした。
このThe Cliffは、名前はそのまま残っているけれど、リノベーションですっかり姿を変えて、オープンキッチンもなくなっていたし、まるで違う雰囲気になっていました。
ここは、夫婦二人の頃の思い出が強くて
しかも、他の宿泊ゲストたちも、昼はみんな子供連れファミリーでプールで遊んでいたのに、夜は子供をシッターに預けていたのか、みんな夫婦や大人だけで、このThe Cliffに来ていて
私たちも、子供を授かっても、そういう夫婦でいたい、、などと話していたもので
現在、シッターを雇える身分ではありませんが
このダイニングが夜だけでなく、昼も営業をするように変っていたので、息子が学校に行っている間、ランチタイムに行きました。
夜は、アニバーサリーなお値段だった覚えがありますが、ランチの3コースは意外とお手頃。
チャイニーズニューイヤーの飾りや、アニバーサリーの飾りがピンク色で可愛かったので、ロゼで乾杯。
昼間は、このテラスは暑いでしょうけども、遠くに海が見えて、シンガポールらしいタンカービューで、良い景色。
セントーサ・リゾート&スパは、公共バスでは行きにくく、タクシー利用、自家用車、またはパラゴンかVivoCityからシャトルバス利用になるし
チャイニーズニューイヤーホリデー旅行者がひと段落した時期だったからか、チェックアウトでゲストがいなくなるランチライムは空いていて、シェフが出てきて、テーブルを回ってゲストと会話をしていました。
おかげで、コースが運ばれてくるタイミングも良かったし、ゆっくり満喫しました。
アニバーサリーのチョコレートケーキもいただきました。
我が家は、結婚して長いこと子供を授からず、どうやって生きて行こうか決められずに悩んだ時期が長かったのですが
その間に、夫婦でたくさん旅をして
出会った人、知った事がたくさんあって
それがあって、今に繋がっているから
今となっては、一つ一つが、良い思い出。