Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「風っこ 只見線満喫」号で地ビール 2025年 盛夏

2025.07.26 12:34

JR只見線の夏の臨時列車として運行された「風っこ 只見線満喫」号に乗車し、風吹き抜ける車内で福島県の地ビールを堪能した。

 

「風っこ 只見線満喫」号で使用される「びゅうコースター風っこ」は、JR東日本の東北エリアの、主にローカル線で運行されている観光列車。近年、只見線では春から秋の行楽シーズンの土日や3連休に運行されている。今年の夏も「風っこ 只見線満喫」号として、今月の3連休から来月の3連休まで、10日間のダイヤが設定された。*下図出処:東日本旅客鉄道㈱東北本部「夏の臨時列列車のお知らせ」*一部抜粋、筆者にてモザイク加工

 

今日の天気予報は晴れ。高い気温が見込まれたが、窓枠を外した列車を通り抜ける風を受け、福島内の地ビールを呑む事を楽しみに6回目となる「風っこ」号乗車に臨んだ。

*参考:

・福島県 :只見線管理事務所(会津若松駅構内)

・東日本旅客鉄道株式会社:「只見線(会津川口~只見間)の鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書」の締結について(PDF) (2016年6月19日)

・福島県・東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社:「只見線全線運転再開について」(PDF)(2022年5月18日)

・福島県:平成31年度 包括外部監査報告書「復興事業に係る事務の執行について」(PDF)(令和2年3月) p140 生活環境部 生活交通課 只見線利活用プロジェクト推進事業

・拙著:「次はいつ乗る?只見線」カテゴリ -只見線の夏- / -只見線沿線の食と酒- / -観光列車-

 

 


 

 

今朝、郡山駅に向かった。郡山市は猛暑日の予報で、僅かに雲の筋が見られる青空が広がり、早朝から強い陽射しが照り付けていた。

郡山駅前では、昨日から駅前大通りを通行止めにして、3日間の日程で「2025 SUMMER FESTA ビール祭り」が行われている。

昨夕、会場を訪れたが、仕事終わりのスーツ姿の方や20代と思われる若者中心に大賑わいだった。

今回の“「風っこ」号で地ビール”は、このイベントに触発され企画した。

 

 

駅舎に入り改札を通り、1番線に待機中の列車に乗り込んだ。

6:52、磐越西線・会津若松行きの列車が、郡山を出発。

 

中山峠を越え、会津に入っても、青空と強い陽射しは変わらなかった。

猪苗代を通過すると、右車窓の正面に「磐梯山」(1,816.0m、会津百名山18座) が、夏山らしい山容を見せていた。

先週、東京から北海道に向かう飛行機が会津上空を通過した際に見下ろすと、「磐梯山」を中心に“表”磐梯と裏磐梯の様子が分かり、改めて面白い山だなぁと思った。

一昨年、「磐梯山」に“表”磐梯から登り、裏磐梯へ下った時には、その表情の違いに驚いたが、空からはまた違った風景が見られ面白かった。*参考:拙著「猪苗代町「磐梯山」山開き登山 2023年 春」(2023年5月28日)


8:08、列車は会津若松に到着。改札を抜け駅頭に立つと、駅舎上空には雲一つない深い青の空が広がっていた。

 

駅構内の売店で買い物を済ませ改札に向かうと、脇には「ぽぽべぇ」が立ち、正面に列車案内には、9時12分発の「風っこ 只見線満喫」号の表示がされていた。

改札内側のに設けられた「べこ牧場」には、2体の赤べこが置かれていた。先日、名前を募集していたようだったが、名札の類は掛けられていなかった。

 

2-3番線ホームに行きしばらくすると、車庫の方から「風っこ」号が入線してきた。

車体は洗車されたようでピカピカに光沢を放っていたが、それより鮮やかな塗装に見入ってしまった。JR東日本管内で春夏秋冬の観光シーズンに運行され続けているが、この綺麗な外観を見て何度か塗り直されているのだろうと思った。*参考:拙著「「風っこ 夏休み号」乗車 2017年 盛夏」(2017年8月6日)

 

まもなく、ドアが開いたので乗り込んだ。木製のベンチと電球色の車内灯に、床や天井などの色調は落ち着きがあり、良い列車だと改めて思った。

ただ、常設のだるまストーブを見た時には、暑さが倍増に感じた。*この「風っこ」号は、冬の臨時列車「風っこストーブ」号として、磐越西線(郡山~喜多方)、石巻線(仙台~女川)などで運行されている

先頭の2号車に移動し、自席に着いた。今回も乗車券は「小さな旅ホリデー・パス」を利用し、指定券はえきねっとで購入していた。

列車の出発まで時間があるので、一旦、ホームに出て写真を撮った。発車時刻が近づくと、ホームに駅のスタッフが集まりだし、横断幕を広げるなど「風っこ」号の見送り準備をしてた。

 

9:12、「風っこ 只見線満喫」号が、小旗と手を振る駅スタッフの見送りを受け会津若松を出発。シャボン玉を出す道具を手に、見送ってくれる方もいて、車内では笑い声も起きていた。

車内の客数は、20名ほどのツアー客を除けば、各BOX席に1人を基本に、3割ほどだった。私の乗る2号車は、ツアー客を除くと、全て男性客だった。“乗り鉄”が圧倒的に男性が多いとはいえ、只見線の利活用に女性客の増加は欠かせない、と改めて思った。

 

さっそく、地ビールを呑み始めた。

まず、最初の一杯は「南会津マウンテンブルーイング」(南会津町)の「MinamiAizu IPA」。*参考:南会津町観光物産協会「南会津マウンテンブルーイング」 / 拙著「南会津町「南会津マウンテンブルーイング」2024年 春」(2024年5月18日)

この醸造所に併設されたタップルームで呑んだ時も驚いたが、ビールで香りを楽しめ、芳醇な苦みとそれと調和した甘みが感じられ、旨かった。

 

列車は、七日町を経て、西若松で時間調整のために停車したのち、大川(阿賀川)を渡った。上流側には「大戸岳」(1,415.7m、同36座)の山塊の稜線が見えた。

 

会津本郷を通過し会津若松市から会津美里町に入った列車は、会津平野の緑稲の間を進んだ。強い陽射しと、田園を通り抜ける少し冷気を含んだ風を浴びビールを呑むスピードは上がった。2杯目の地ビールは「Yellow Beer Works」(福島市)の「THE YELLOW 」。

柑橘系の香りが立ち、ノド越しは爽やかな、旨いビールだった。

 

左車窓の前方には、会津平野の西部山地の最高峰「明神ヶ岳」(1,073.9m、同61座)と、その左奥(南)に「博士山」(1,481.7m、同33座)、「伊佐須美神社」の山岳遷座地2座が見えた。*参考:伊佐須美神社「御由緒・歴史

 

会津高田を通過し、“高田 大カーブ”で進路を変えた列車が北進と、左車窓の前方に山頂尾根に雪を残した「飯豊連峰」が、うっすらと見えた。

根岸新鶴を経て若宮手前で会津坂下町に入ると右車窓に広々とした田園が見え、その向こうに「磐梯山」の稜線が見えた。

そして市街地が近づくと、左車窓から「飯豊連峰」の山容がはっきりと見えた。

この「飯豊山」(2,105.0m、同3座)を主峰とする「飯豊連峰」も、先日上空から見えた。この付近で唯一雪を残す「飯豊連峰」は目立ち、福島‐新潟‐山形の県境となっている稜線も確認できた。*参考:公益財団法人 福島県観光物産交流協会「ふくしま30座」飯豊山  

今年の秋には「飯豊山」登り、余力があれば稜線を歩き「大日岳」に達してみたい、と改めて思った。


9:54 「風っこ 只見線満喫」号は会津坂下に停車。上り列車(会津若松行き)との交換を行った。

 

会津坂下を出た列車は、ディーゼルエンジンを蒸かし会津平野と奥会津を境となる七折峠に向かって登坂した。

 

登坂途上にある塔寺を通過し、下りに入った列車は第一花笠-第二花笠-元屋敷-大沢と続く四連トンネルに入った。トンネルに入った瞬間に冷気が車内に入り込み、涼しさを通り越して、少し肌寒さを感じた。夏運行の「風っこ」号の醍醐味だった。

トンネルを抜けまもなく“坂本の眺め”となり木々の間から、再び「飯豊連峰」が見えた。

 

通過した会津坂本では貨車駅舎(待合室)に描かれた「キハちゃん」の見送りを受けた。「キハちゃん」の左目から筋となって落ちているサビの跡が涙のよう見え、少しせつなかった。*参考:会津坂下町「只見線応援キャラクター誕生!!」(2015年3月13日) https://www.town.aizubange.fukushima.jp/soshiki/2/3337.html / YouTube「キハちゃんねる」URL: https://www.youtube.com/channel/UChBGESkzNzqsYXqjMQmsgbg

  

奥会津の入口となる柳津町に入り、3杯目の地ビールを呑み始めた。「猪苗代ビール醸造所」(猪苗代町)の「Golden Angel」。

赤褐色は麦を炒ったものであることが分かり、口を付けると香ばしさとほんのりとした甘みが感じられた、初体験の旨さだった。

 

会津柳津に停車すると、法被を着て荷物を持った方々が乗り込んだ。そして、列車が動き出し郷戸付近でカートを押しながら“奥会津の地酒・ジュース振る舞い”が行われた。

只見線の通らない昭和村が入っている事がうれしかったが、なぜ“昭和村 ロ万(日本酒)”となっているのだろうと思い調べてみると、昭和村で栽培された酒米を使用し「花泉酒造」(南会津町)で「ROMAN50 EDITION OASHI」が醸造されているからだった。*参考:花泉酒造「フランスと昭和村、南会津のご縁」(2023年3月9日)

 

「風っこ 只見線満喫」号は滝谷を通過し、“只見川八橋”の入口となる「滝谷川橋梁」を渡り三島町に入った。*以下、各橋梁のリンク先は土木学会附属土木図書館デジタルアーカイブス歴史的鋼橋検索

列車は渡河手前で減速し“観光徐行”してくれたため、橋上からゆっくりと景色を見ることができた。観光徐行は、この後「第四」を除く“只見川八橋”で行われた。

 

会津桧原を出て、桧の原トンネルを潜り抜けると「第一只見川橋梁」を渡った。客の大半はスマホやカメラを向けて、写真を撮っていた。*只見川は東北電力㈱柳津発電所・ダムのダム湖

上流側に目を向け、駒啼瀬の渓谷の右岸上方に向けてカメラをズームにすると...、

送電鉄塔の下にある「第一只見川橋梁ビューポイント」には、多くの“撮る人”が居た。暑さのためか最上部Dポイントに“撮る人”が1人で、その下のCポイントには、10人を超える方々がカメラやスマホをこちらに向かって構えていた。

 

会津西方を通過直後には「第二只見川橋梁」を渡った。上流側の「三坂山」(831.7m、同82座)も、山容が良く見えた。*只見川は柳津ダム湖

 

減速した列車は、“アーチ3橋(兄)弟”の三男・新宮下橋(国道252号線バイパス、140m)を見上げながら、長男・大谷川橋梁(80.7m)を渡った。*参考:三島町観光協会(観光交流館からんころん)「『みやしたアーチ3橋(兄)弟ビューポイント」(2013年6月16日) URL: https://blog.goo.ne.jp/mishimakankou/e/e93620f5690ee4e3adf6d1124b2f46e5

 

列車は時間調整のために会津宮下に停車。ここで4杯目の地ビールを開けた。「みちのく福島路ビール」(福島市)の「PILSNER」。

さっぱりとした、爽快な味で、私の感覚では“これぞビールっ‼”という、旨いノド越しだった。

 

会津宮下出ると、車内では沿線の観光パンフレットが配られた。

そして、東北電力㈱宮下発電所の背後、宮下ダムの脇を駆けた列車は「第三只見川橋梁」を渡った。*只見川は宮下ダム湖

 

渡河後に「滝原トンネル」(1,026m)、「早戸トンネル」(980m)を潜り抜け、車内に冷気が入り込んだ「風っこ 只見線満喫」号は早戸を通過。左車窓から振り返って活火山「沼沢」の東裾を眺めた。只見川の水鏡は冴え、周囲の景色を映していた。*只見川は宮下ダム湖

上流に目を向けると、駅から200mほど離れた観光和舟の船着場には誰も居なかった。この暑さでは、日よけのない和舟の運行は厳しいと思った。

  

「風っこ 只見線満喫」号は金山町に入り、左に大きく曲がりながら8連コンクリートアーチ橋・細越拱橋を渡った。

そしてまもなく、列車は下大牧の集落の背後を駆けた。細長く小さな集落の大屋根と山肌が剥き出しになった山々は、豪雪地・奥会津を象徴する風景で良い眺めだった。*参考:国土交通省北陸地方整備局 阿賀野川河川事務所「雪崩によって作られる地形~奥只見

 

会津水沼を通過しまもなく、下路式の「第四只見川橋梁」を渡った。*只見川は宮下ダム湖

 

会津中川手前で、5杯目となる最後の地ビールを呑み始めた。「ホップジャパン」(田村市都路町)の「Abukuma RED」。

先に呑んだ「Golden Angel」(猪苗代ビール醸造所)と同じく赤褐色だったが、味の違いははっきりしていた。より香ばしさが際立ち、スッキリ感を味わえた。クラフトビールの奥深さと、各醸造所の工夫が感じられた。

 

「風っこ 只見線満喫」号は、減速しながら右に大きく曲がりながら只見川の右岸縁で出た。カーブの途中で右車窓から振り返ると、只見川に突き出た大志集落が見えた。只見川の水鏡はまずまずの冴え具合で、安定した良い眺めだった。

 

11:11、上り列車(12時26分発)が待機する会津川口に停車すると、前方に陣取っていたツアー客が降りた。

 

会津川口を出た列車は、しばらく只見川沿いを駆け、「第五只見川橋梁」を渡った。*只見川は上田ダム湖

ここで対岸(右岸)の国道252号上に向けてカメラをズームにすると、一人の“撮る人”が居た。ここでも水鏡は冴えていたので、列車と橋梁が水面に映る良い写真が撮れたのではないかと思った。

 

この先、沿線では「風っこ 只見線満喫」号に向けて手を振って下さる方が目立つようになった。車内の客もそれにこたえて、手を振り返していた。

 

本名を通過した列車は、「第六只見川橋梁」を渡った。上流側の東北電力㈱本名発電所・ダムはゲートを閉ざし、放流はしていなかった。

 

11:23、本名トンネルを抜け橋立地区に入った列車は、民宿「橋立」の駐車場隅に立つ只見線(135.2km)中間点を示す看板(ここが、只見線の真ん中だ!)の前を通過した。

 

会津越川手前、大川入沢の左岸に建つ家から手を振ってくださる住民の方が居た。この方は在宅していれば、ここを通過する上下3本の定時列車に向かって手を振って下さっているが、「風っこ」号のような臨時列車にも手を振り見送ってくれるという。

  

会津横田付近で、〆のビールとなるギネスを呑む事に。店で地ビールを選んでいる中で目に付き、久しぶりに味わいたいと思った。安定の旨さだった。

このギネスを呑んでいる時に「第七只見川橋梁」を走行し、渡河中の写真を撮るのを忘れてしまった。

 

会津大塩を通過した列車は、滝トンネルを抜けて只見町に入った。滝ダム湖となった幅広の只見川を取り囲む山々と緑、そして点在する家屋の風景は、今日も良かった。

 

会津塩沢を通過してまもなく、「風っこ 只見線満喫」号は“只見川八橋”の最後となる「第八只見川橋梁」を渡った。

 

会津蒲生を経てしばらくすると、左車窓から清流となった只見川の先に只見四名山「会津朝日岳」(1,624.3m、同27座)が見えた。

八木沢地区の背後を駆けた列車は、左に大きく曲がりながら只見線最長の「叶津川橋梁」(372m)を渡った。

列車が叶津川上を通過すると、上流側に只見四名山「浅草岳」(1,585.3m、同29座)が見えた。

そして、橋を渡り終えると、左車窓の正面に只見四名山「蒲生岳」(828m、同83座)が、“会津のマッターホルン”らしい尖がった山容を見せていた。

 

12:04、「風っこ 只見線満喫」号が、定刻から5分ほど遅れ只見に到着。陽射しは強く、空気も熱を帯び、『ここが豪雪地・只見かぁ』と嘆いてしまった。

「風っこ」号は、折返し会津若松行き(12時48分発)となるが、時間があるため、ほとんどの客は降りて駅前の「只見線広場」などに散っていった。

 

駅頭に出ると、“2022年10月1日全線運転再開”からのカウントボードは、1029日を示していた。

私は、会津若松行きの普通列車(14時35分発)の乗るため、空き時間を利用し、只見ダムに向かった。

 

今回は「奥会津ただみの森キャンプ場」を経由してみた。この暑さで利用客はいるだろうかと思ったが、見える範囲のサイトにテントは見られなかった。

 

駅から30分ほど歩き、電源開発㈱只見発電所・ダムの右岸に到着。その奥の上方には「浅草岳」が見えた。

ロックフィルダムの堰堤を歩いて中央部まで行き下流側を眺めると、発電所側にわずかな水紋が見られた。世界最大容量のバルブ水車発電機は、どれほど発電しているのだろうと思った。

上流側に目を向け、洪水吐ゲート脇からは、山間を塞ぐ巨大な田子倉ダムを眺めた。

ダムの背後には、「猿倉山」(1,455m)から「横山」(1,416.5m)の稜線に現れる“寝観音*”様が見えた。*「猿倉山」が横顔、「横山」は座禅し組んでいる両手を表している

 

只見ダムを後にして、駅方面に戻った。市街地に入り営業を終了してしまった只見ストアの前を通った。「奥会津ただみの森キャンプ場」でキャンプをした際、町内各店のマトン・ラムの食べ比べをしたが、ここ肉厚の味付けマトンをまた食べたかったと思った。*参考:拙著「只見町「マトン・ラム焼肉」 2020年 盛夏」(2020年8月12日)

 

国道252号線沿いの松屋で買い物をして、駅に戻り、簡単に昼食を済ませてホームに向かった。しばらく待っていると、小出方面からキハE120の2両編成の会津若松行きがやってきた。

 

14:35、会津若松行きの列車が只見を出発。無事にBOX席に座ることができ、復路の車内ではお茶を飲みながら本を読んで過ごした。

   

17:11、列車は西若松に停車。早めの夕食を摂ろうと、鶴ヶ城方面に向かった。

 

20分ほどで「ラーメン 関さん」に到着。初回は休業日とは知らず訪れ、前回はスープ切れで入店できず、三度目の正直でようやく食べる事ができた。

先客は2人で、私は会津醤油のBセットを注文した。しばらくして運ばれてきた醤油わーめんはナルトが載った定番の見た目で、大きなチャーシューとほうれん草の鮮やかな緑が目を引いた。餃子は餡が詰まったふっくらしたもので、半ライスからは良い香りが立った。

食後は会津若松駅に向かい、磐越西線の列車に乗って自宅のある郡山に戻り、今日の只見線の旅を終えた。

 

 

(了)

 

 

・  ・  ・  ・  ・

*参考:

・福島県:只見線ポータルサイト 

・NHK:新日本風土記「動画で見るニッポンみちしる~JR只見線

・産経新聞:「【美しきにっぽん】幾山河 川霧を越えてゆく JR只見線」(2019年7月3日)

・東日本旅客鉄道株式会社:「只見線について」(PDF)(2013年5月22日)

   

【只見線への寄付案内】

福島県はJR只見線全線復旧後の「上下分離」経営での維持費や集客・地域振興策の実施費用として寄付を募集中(クレジット可)。 

①福島県ホームページ:只見線復旧復興基金寄附金

・只見線応援団加入申し込みの方法

*現在は只見線ポータルサイト「只見線応援団」URL:https://tadami-line.jp/support/

②福島県:企業版ふるさと納税

URL:https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005g/kigyou-furusato-zei.html

[寄付金の使途]

(引用)寄附金は、只見線を活用した体験型ツアーや周遊ルートの整備、只見線関連コンテンツの充実化等に活用させていただきます。 沿線地域における日本一の秘境路線と言われる観光資源を活用し、更なる利用者の拡大と認知度向上を図ります。

以上、宜しくお願い申し上げます。