【ノマド家のそじさん】入居者殺到のシェアハウス。茅ヶ崎はフリーランスにとって理想的な土地。
(前回の記事はこちら → “仕事がもらえる家”。フリーランス向けシェアハウス「ノマド家」が茅ヶ崎の海近にオープン。)
■いきなり入居希望者が殺到
――― そじさんはフリーランス向けシェアハウス「ノマド家」を思いつく前は何をされていたのですか。
そじ リクルートで「スタディサプリ」という受験生向けのサービスがあるんですけど、それの営業をしていました。
――― スタディサプリはかなり多くの利用者がいるみたいですね。
そじ はい。受験生の2人に1人が使っています。
僕はそれを学校でも教材として使ってもらうために、職員室に足しげく通って先生相手に営業するということをしていました。
――― それはなかなか泥臭い営業ですね。
そじ そうですね(笑)
でもおかげで営業の仕方を覚えられましたし、ノマド家の大事な要素である「フィードバック」も知ることができたので、非常に勉強になりました。
――― とはいえスタディサプリの営業と、シェアハウスの入居者を集めるというのは全然別スキルな気がしますが、入居者はどうやって集めたのですか。
そじ ノマド家のターゲットはフリーランスなので、相性が良さそうな「ブログ+Twitter」の組み合わせで募集をする作戦を立てました。
コンセプトには自信があったので、届きさえすれば反応はあるかなと思いまして。
実際にそれが当たって、いきなり29人の方々から入居希望のご連絡をいただけたんです。
――― ウェブ施策だけで集めたってことですか?すごい…
そじ はい、広告も打っていないので、正直自分でもびっくりしました(笑)
■茅ヶ崎はフリーランスにとって理想的な土地
――― 現在は鎌倉で運営されている「ノマド家」ですが、2号店を茅ヶ崎で始めようと思われたのはなぜでしょうか。
そじ 茅ヶ崎ってフリーランスには理想的な土地なんです。
フリーランスは働く場所を選ばないので住環境が大事なんですが、茅ヶ崎は歩いて海に行けますし、素敵なカフェなんかもありますよね。
箱根や鎌倉といった観光地に近いのも、精神的につらくなったときに気分転換がしやすくて良いです。
↓茅ヶ崎のノマド家
――― なるほど。
そじ あとは、働く場所を選ばないとはいえ、やはりフリーランスの仕事は東京の案件が多いのも事実です。
ですからすぐに東京に行けるというのも、仕事を続ける上でありがたい立地条件です。
――― たしかに記事ライティングやディレクションとなると、東京の仕事が多そうですね。
そじ はい。ノマド家に講師を招く際にも、東京が近いと便利ですね。
とはいえずっと東京の仕事を受ける受託案件だけでまわしていく状態から脱したいという気持もあるので、自分たちで収益を出せるメディアをつくりたいという話もしています。
――― それは大変だけど楽しそうですね。
そじ そうやってオウンドメディアづくりもできるようになれば、たとえば茅ヶ崎の地域密着でやられている事業者さんに安価でお手伝いをしたりとか、そういう発展もできたら良いなと思っているんです。
――― たしかにフリーランスならではの小回りがきくやり方は、地域の事業者さんたちも頼りやすいかも知れません。
そじ そう思います。最近だとSNSをやられている事業者さんも多いので、そういった部分的なところでお手伝いすることもできますので。
――― とても素晴らしいと思います。最後に、ノマド家の将来的な目標について伺えますか。
そじ はい。今後フリーランスってますます増えていくと思うんですね。
そうなると孤独を埋めるためにコミュニティも増えていくじゃないですか。
そんな時代になったときに、「フリーランスコミュニティといえばノマド家」と言ってもらえるようにしていきたいと思っています。
――― 応援しています。インタビューは以上です。ありがとうございました。
(おしまい)
→Facebook,Twitter,Instagramで「エキウミ」の最新情報を受け取れます!
▼フリーランス向けシェアハウス「ノマド家 茅ヶ崎」
住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸南2丁目4−51/アクセス:茅ヶ崎駅南口徒歩13分/入居条件:フリーランスとして働いている、もしくは半年以内にフリーランスになりたい方。住人と協働する意思がある方。/公式サイト/問い合わせ(LINE@)
【ちがさきのIT界隈】ノマド家のそじさん
・第1話 “仕事がもらえる家”。フリーランス向けシェアハウス「ノマド家」が茅ヶ崎の海近にオープン。
・第2話 入居者殺到のシェアハウス。茅ヶ崎はフリーランスにとって理想的な土地。
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」)。