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ピアノ&ソルフェージュ Andantino

音楽教室のしおり 🎹

2019.02.18 00:39

『ピアノが 弾ける』というのは

特別なことです。

そして 素晴らしいことだと思います。


鍵盤楽器というものは

実に便利で

声や弦楽器のように

音程を作る必要はありません。

人差し指で ポーン と

鍵盤に触れれば 誰でも

正しい音を出すことができます。


しかし ピアノの魅力は

単にそれだけではありません。

ピアノという楽器の

奥深さを知ると

 誰でも皆

どんどんはまってゆきます。


たとえば 

ピアノの鍵盤は

どれくらいの深さで作られていて

何㎜弾くと 音が鳴り出すのか

どれくらいのタッチ(重みやスピード)

で弾くと

どんな 音色を作れるのか。

子どもでもだんだん

わかってくるのです。


音は 

出だしの音程(基音)と

響き(倍音)

で 出来ています。  

私は子どもたちにそれを教えています。

レッスンを重ねるうちに

どんな音が良い音で

どんな音が雑音か

自分の耳で

聴き分けられるようになるのです。

音楽をする上で

それは、楽譜が読めたり

絶対音感が身に付いていることより 

はるかに重要です。


この教室では 音楽をとおして

学校や家庭では体感がちょっと難しい

非常に繊細な感覚の存在を

生徒たちに知ってほしいのです。

そういった感覚は

小さな何気ないことにも

よく気付き、楽しみ喜びを

見いだします。

日常の

全ての生活を豊かにしてくれます。

好奇心や学習意欲を高めます。


音楽の真の喜びは

そこから やっとスタートいたします。


私は ご家族に生徒の演奏を

聴いていただく機会を

年に二回設けています。

夏のステージでの発表会と

冬の小さなクリスマス会です。


頭と身体と心の三つを融合させて

ピアノの演奏は 成り立ちます。

どんなに小さな子どもでも

無意識にそれを やっているのです。

その子の生きざま そのものです。

だからこそ 音楽は

人の心を動かす力があるのでしょう。


生徒とご家族と

ご一緒に 歩める音楽教室でありたいと 

考えております。