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世界とのギャップを肌で感じる重要性

2025.08.11 16:37

WUBS2025、日本選抜チームが日体大ライオンズと対戦し、72-86で敗戦を喫した。しかし、日本選抜のコーチは、この大会を通じて選手たちが大きな成長を遂げたと感じている。コーチは、6日間の練習と試合の中で、選手たちが日に日に成長していることを実感したという。特に、疲れが見える中でも戦い続けようとする選手たちの姿勢を高く評価、このWUBSに参加できたことを喜ばしく思っているという。

国際的なフィジカルと「戦う」メンタリティの体感

この大会でコーチが最も重要視したのは、国際的なフィジカルと「戦う」姿勢の必要性だ。フィリピンのコーチの言葉を引用し、「海外に行けば、みんな裸で喧嘩をしている」ような強い気持ちが日本の選手には必要だと感じたという。NCCUとの試合で見たデラサール大学の選手たちの「絶対負けない」という気迫や、コンタクトを受けても臆さず再び仕掛けるプレイは、日本の選手たちが見習うべき点だと指摘した。映像や言葉で聞くだけでなく、実際に国際的なフィジカルを「体感」することの重要性。今回のWUBSでデラサール大学と対戦できたことは大きな経験になった。特に、韓国やフィリピンの選手たちのフィジカルなプレイは、日本の若い選手たちにとって「これが国際大会の標準なんだ」と知る良い機会になったという。

サイズを超えた戦い方

また、小柄な選手でも戦える方法があることを指摘し、佐藤友選手やデラサールの13番の選手を例に挙げ、サイズが小さくても体の使い方やタイミングによってインテンシティ高く戦えることを選手たちに伝えた。菅野選手や 湧川選手には、今回の経験を通じてフィジカル面を乗り越える必要があると期待を寄せている。


経験をチームに還元

コーチは、今回の経験をチームに還元することの重要性を力説した。このレベル、このベースでやらなければ、国内試合はもちろん、Bリーグや日本代表では通用しないという意識をチーム全体に共有したいと考えている。基本的な技術だけでなく、メンタリティ、つまり「気持ちの持っていき方、考え方」も向上させなければならないと強調した。

試合後のミーティングでは、このWUBSでの経験が、今後のユニバーシアードや日本代表へと繋がる第一歩であると選手たちに伝えた。日頃の練習から国際レベルを意識して取り組むこと、そして日々の習慣を改善し、継続してレベルアップしていくことを選手たちに求めた。


取材:JunkoSato/SportsPressJP