公共交通機関
〇バス路線の整備
山本新町・山本エリアからのバス路線について、これまで、
「可部方面に向かう利便性が非常に悪い」
「山本新町から中学校に通学するためのスクールバスがほしい」
との声を多く頂いておりました。
確かに、可部方面への利便性は非常に悪いですし、春日野から祇園中学校への通学について保護者の皆さんからお話しをお伺いすると、「春日野から降りるために獣道のような場所を下りている学生も少なくない。学生専用のスクールバスを運行してほしい。」とおっしゃっていました。安全安心な通学路の確保。非常に重要です。
広交さんやイオンモール広島祇園店さんとの調整・ご協力により、2019年4月から山本地区からイオンモール広島祇園店および広島経済大学まで路線を増設することができました。
引き続き大町駅まで路線を伸ばすこと。また、JR下祗園駅についても現在の片側ではなく両側から利用できるよう整備をすることにより、より乗り換え等がしやすくなり、利用者の利便性が高まるので、実現しなければならないと考えます。
さらには、スクールバスの運行についても、今回の路線変更では解消できていない部分も多々ありますので引き続き対応していきたいと思います。
また、現在春日野発のバスのみが運行しており、以前あった山本発のバスがありません。春日野からの利用者もかなり多く、山本に降りてきたときには混雑していることも多くあります。地域の要望として山本発のバス運行もいくらか声を頂いています。
引き続きバス会社等の関係各所と調整していきます。
〇乗り合いバス・デマンド型交通
高齢化が進む中、最近のニュースでも取り上げられていますが、運転免許証の返還をされるケースがご高齢になればなるほど増えてきます。その中で買い物等に出かける際、移動手段がないという状況になり、公共交通機関の果たす役割が非常に大きくなってきます。
乗り合いバスやデマンド交通等が非常に重要になってくることは間違いありません。
現に地域からも「免許証を返還し、移動手段がなければ団地に孤立してしまい、生活ができなくなるのでなんとかしてほしい」など切実な声を多くお伺いしています。
引き続き、バス会社や行政などと協議・調整をし、地域で生活する皆さんの声を実現できるよう働きかけを行ってまいります。
〇アストラムラインの延伸について
アストラムラインの延伸を行うことが決定しました。
アストラムラインを延伸し、JRとつなぐことで環状線化することにより、公共交通機関の利便性が格段に増すことは間違いないと思います。
また、特に若い世代はこのことについて、多くの皆さんから望む声をお伺いしています。
問題は、このスケジュールをいかに守るか(工期が延びれば延びるほど費用が膨れ上がる)、また、必要性や利用客数など様々な観点からどのような工事内容にするかを見極めること(単線にするのか複線にするのかなど)。コストパフォーマンスを最大限に引き出すことが必要であり、チェック機能を含めしっかり行うことが求められます。