『家庭連合の四つのブランド』2019年1月20日礼拝説教
題 目:家庭連合の四つのブランド
説教者:林秀隆教会長
訓 読:
●統一教会で言う祝福は、堕落した人類が、 必ず行くべき道です。 いくら反対したとしても、霊界と肉界をつなげて入らなければならない、非常に重大な問題になるのが祝福です。 今日、一般の宗教を信じる人は、救いというと、個人の救いだけを考えます。 自分がよく信じれば、天国に行くと信じるのです。 しかし、本来の神様の理想について考えてみるとき、天国は一人で行くようになっていません。愛する夫婦、愛する家族が共に入るようになっています。(天一国経典「天聖經」P779)
●地上生活は、永遠の故郷に合わせるための訓練場です。これは永遠ではありません。 学校生活のように通過する期間です。この期間に落第生になれば、大変なことになります。 落第生にならず、家庭を通過し、国を通過し、世界を通過しなければなりません。世界を通過して天国に入っていくのです。地上天国を通過した人、地上天国のすべてのものに歓迎される人は、天上天国のすべてのものに歓迎されるようになります。 霊界は、神様が永遠に存在する本郷の世界です。そこから始まったので、そこに帰るのです。 (天一国経典「天聖經」P760~761)
●地上で祝福を受けた夫婦は、永遠の世界で
ある霊界に行っても一緒にいます。
この世の中の夫婦、息子、娘がいかに多くても、霊界に行けば、分かれてばらばらになります。
分かれて、みなどこに行ったのかも分からな
いというのです。相対的な関係がなければ会うこともできません。
心霊状態の基準によって、みな霊界で分かれるというのです。
しかし、先生が語ったように、愛を中心として一つになれば、そのまま一族が霊界に入っていくというのです。
(天一国経典「天聖經」P781)
説 教:
お蔭様で和歌山北家庭教会に赴任いたしまして、1月18日をもって5ヵ月目を迎えました。蘇生期である4ヵ月を越えて長成期に入り、これからは皆さんがより自立性をもって地域に根ざした歩みができるようにと考えております。そうした意味で先日、各地域(基台)ごとに『一体化の為の天運相続孝情奉献礼式』をもちました。お母様の年頭のみ言の如く、皆が基台長さんを中心に一つの心、一つのみ旨、一つの行動を意識しながら歩むならば、素晴らしく発展していくことを感じます。 さて今日のお話は『家庭連合の4つのブランド』についてです。4つのブランドとは『祝福式と家庭教育』『聖和式と永生』『平和運動と共生』『真の父母と原理のみ言・信仰と霊性』をいいます。私たちは誰もがこの世に自分の意思とは関係なく生まれ、やがて百年も生きれば自分の意思とは関係なく死を迎える存在です。では何の為に生まれ、何の為に地上で人生を生きるのでしょうか?家庭連合では、人生には目的と方向性があり、地上の人生の延長に霊界(永生)があることを示しています。地上生活は霊界で生活するための訓練場であるというのです。つまり自分が地上で完成した愛の基準に見合った霊界に逝くようになるのです。 また人生の節目となる結婚、夫婦愛の意味についても明解です。結婚は家族愛の出発点ですから、祝福式を通じて神を中心に本然の夫婦となって人生を出発することが重要です。そして家庭を通して四大心情を体験しながら愛を完成していくならば、霊界でも何不自由なく暮らすようになるというのです。家庭生活なくして天国生活を味わうことはできません。真の愛の実践は簡単ではありませんが、愛の心をもって生活すれば善なる霊人が助けてくれるようになるのです。地上でよく為に生き、歓迎されて地上天国を通過した人は、霊界でも天上天国の全てのものに歓迎されるようになっているというのです。 さらに人生の最期についても明確なとらえ方をしています。家庭連合ではお葬式を『聖和式』といいますが、死は生命の終わりではなく、故人が地上の歩みを終えて霊界という新しい世界に再び誕生する喜ばしい瞬間だというのです。韓国語では死をトラガンダと言いますが、帰るという意味があり、まさに神様のいる本然の世界(故郷)に帰ることを表しています。そのため聖和式にはお葬式のような悲しい雰囲気はなく、新たな門出を祝う晴れやかで荘厳な式です。 先日9日に李ヨハネ先生が聖和され、さらに11日の朝には朴普煕先生が聖和されました。お母様は李ヨハネ先生に『祝統一韓国時代開門忠誠子』の名を、朴普煕先生には『祝統一韓国時代安着忠誠子』の名を揮毫され、草創期の大先輩である御二人は、まるで時を合わせたかのように一対となって旅立たれました。統一韓国時代に王手をかけられるお父様の両片腕として、霊界でますます忙しく活躍されることでしょう。 霊界でお父様と共に歩む人、地上でお母様と共に歩む人と使命はそれぞれですが、真の父母はすでに私たちの中に4つのブランドを遺して下さいました。このことを尊く誇りに思いながら、私たち自身が希望の実体となって親族に地域に社会に力強く光を灯す2019年にしていきましょう。