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小学1年から4年の黄金期の取り組み

2019.02.15 10:25

 

 

 

こんにちは(^_^)

言葉の力を育てたい

国語コンサルタントの きらり です。


 

 

 

幼児への絵本の読み聞かせが、

 

いつからか、「幼児教育」のカテゴリーの中に入れられ、

 

母親たちの務めのようになっている昨今ですが、

 

 

私は、それよりも少し上の年齢、5歳から10歳までの読書は、

 

こころの発達にも、学力にも、大きな影響を与えると理解しています。

 

 

小学生にもなると、継続されていた「読み聞かせ」は中断され、

 

「一人読み」の読書が重要視されますが、

 

今後中学受験の国語で嘆かないためにも、

 

読み聞かせは必要です。

 

 

これは、以前からブログで書いているとおり、

 


 

 

「聴く力を鍛える」
 
「耳から情報をとらえて整理するチカラを身に付ける」

 

という理由もありますが、

 

最近もうひとつ気付いたことがあります。

 

 

それは、

 

読み物のジャンルの偏りです。
 

 

受験間際になって出てくる問題に

 

「テーマへの理解・関心の不足」が挙げられます。

 

人間、既知の情報を読むことには、障壁がなく、理解が促進されます。

 

文章に書かれていないような背景知識を既にもって、

 

充分に知っているテーマを読むので、

 

理解のスピードがはやくなるのですね。

 

そのため、「既知」を多く持っていることは、やはり、文章読解の一助になるのです。

 

 

 

だけど、この「既知」を身に付けるには、

 

実体験と読書時間が必要です。

 

 

今の中学受験生の実態を知っている方であれば、

 

この「さまざまな実体験を積むこと」と、「読書時間を充分にとること」が

 

如何に難しいことは、火を見るよりも明らかですよね。

 

 

だからこそ、小学4年生までの読書経験は、

 

その後の受験勉強の糧になってくれると思うのです。

 

 

小学高学年であらゆる文章を読みこなす子たちをみていると、

 

「既知量」がすごいんですね。

 

だからこそ、飲み込みも早く、「文章でのテーマ嫌い」がない。

 

「あ、このテーマ無理。わからん」が無いんです。

 

で、この子たちの過去を見てみると、

 

家庭での読書経験が豊富なんです。


 

そして、ここが大切。


その読書経験は、


決して「ひとり読み」ではないのです。
 


さまざまなテーマの本を、親と一緒に楽しんでいる。

 

1人だと理解できない、だから避けてしまうような内容も、

 

親が説明を加えたり、楽しく「対話」する中で理解を助けてあげる。

 

だからこそ、「物語」も「科学」も「医学」も「建築」も「文化」も「外国語」、「歴史」

 

あらゆるテーマに対して自然と免疫をつけている。

 

 

これって、時間もかかるけれども、すごく良い取り組みだと思いますし、

 

勿論、問題集を解いてワーク学習をすることも大切ですが、

 

やはり、たとえ、中学受験を目指していたとしても・・・! です

 

小学低学年、中学年の読書経験は、

 

その後の学習の助けとなる「既知」を育んでくれます。

 

 

この時期だからこそ、こうした学びに力をいれるべきだと改めて感じ、

 

中学受験志望の小学高学年生の指導に力をいれつつ、

 

年長、小学低学年、中学年の取り組みに

 

テーマの多様性を意識し、「既知」の育みをもっと意識することにしました。

 

 

読解し、視野を広げ、知を身に付ける。

 

読書は、「学び」の基本です。

 

一人読みでは、テーマに偏りが出て、好きなテーマに逃げてしまいます。

 

1人で行わず、「読み聞かせ」、「対話」し、理解を深める。

 

この学習が、中学受験国語の基礎をつくります。

 

 

きらり✨