移住してから一番嬉しかった一日
今日は保育参観の後、
PTAの役員を決める全体会の時間のなかで、
園長が
「今日私15時まで時間があるので、よかったら皆さんでお茶しませんか?」
と言った。
移住して5年目だけど、
私の知る限りこんな事は初めてだった。
実は今日、
私はこれから園に関わっている人たち皆(子供大人先生周りの人達みーんな!!)が、
もっと楽しい園に一緒にしていくために『先生達と仲良くなりたいの会』をやりたいという事を提案するつもりでいた。
なので、そんな事を提案したいと思っているんだという事を会えたお母さん達には伝えたり、それについての意見交換していた。
園側の気持ちや先生達の頑張りをちゃんと受け取っています、という事を伝えながら提案するには、
どういう風に話を展開したらいいかという事を話し合ったり。
全体会の時間は限られているから、話したい事の優先順位をつけたり。
他のお母さんも言いたい事があると言ってたから、
他の事言えなくても、
とりあえず『先生達と仲良くなりたいの会』を今後定期的に開催していきたいのだけど、やっていってもいいですか⁇という事を確認しようと決めた。
定期開催できれば、
話し合いたいことを
いっぺんに言わなくてもよくなるから。
皆が、
話したい時に話したい人が来て、
気遣わずにぺちゃくちゃ喋る。
そんな場所が欲しかった。
そんな時に突然の、
園長からお茶の誘いだった。
嬉しくて嬉しくて。
参加できる保護者で参加した。
くだらない話から、
園に対して思っていた事、嬉しい、すごい、楽しい、なんで?、これは困るんだよなー、こうなったら嬉しい、とか様々、たくさん話した。
園長もお母さん達も皆笑ってた。
私が無理だと諦めてきた事が、
改善できるかもしれない。とか、前向きに検討する。とか、次年度はこんな風にやってみようと思ってちょっと変えてみる。とか。そんな返事で返ってきて、
想いを届ける事は無理じゃなかったんだ。
届けるだけじゃなくて、
園長先生の気持ちも知る事が出来た。
一人のお母さんとして身近に感じる部分もあったり、私達の知らないところで、子供達を守るために配慮してくれたり、考えたりしてくれていた。
いついつどこどこに遠足に行きます。とか、これをやりますとか、何でも決まってから知る事が多かった私達にとって、悩んで考えて、こんな背景があってこうなったというプロセスを知れたこと、それはとっても嬉しい事だった。
保護者と園長の漫才のような掛け合いや、目の前で繰り広げられてく嫁姑コント(もちろん姑は園長先生www)を見て、嬉しくて嬉しくて。
家に帰ってきてから、5年間のいろんな事が溢れてきて本当に感動した。
園は変わらないし、園長先生にもわかってもらえないから、と、諦めながら園に通わせる事が本当に嫌で。
でもなかなかうまく変える事も伝える事も出来ず。
東吉野村にはこども園は一つしかないから、しかたなく通わせる。
じゃなくて、
東吉野村のこども園に通わせたくて通わせてるんだ!!
って思いたかったし、言いたかったし、そんな園になって欲しかった。
変われるのに、変わらない。
やれるのに、やってみない。
そんな気がして、園に不満が募る時期もあった。
いろんな時間を経て、
こども食堂も始まったり、
皆といろんな話をする中で、
出た話が、
「やっぱり園長と仲良くなりたいよね」
だった。
結局出た結論がそれだったから、
そうか!!
目標はそこだ!
となって。
そこからはとっても早くて、
仲良くなりたい事を伝えるためにはどうするか、こんな時間や機会があったらいいよね!と、どれを提案しても喜んでもらえそうなアイデアばかり出てきた。
変わったのは自分だったのかもしれない。
自分だけじゃないかもしれないけど、自分が変わり、園長が変わり、雰囲気が変わり、空気が変わった。
大袈裟かもしれないけど
全ての関係性が、
歯車が良い方向に回りだした気がした。
そんな気がしてならない。
きっと移住してから、
一番嬉しかった日だと思う。
幸せです。
私、涙が出てくるほど、
園を、園生活を楽しくしたかったんだな。
ずっとずっと、
それを願っていたんだな、と実感した。
今日は先生側は
園長先生しか参加できなかったので、
どんどん先生達とも交流していきたい。
園長先生に、
「今日のこの会、またやりたいけど、なんて名前にしたらいいですかねー?」
って聞いたら
「愚痴の会」って言ってた。
ネーミングセンスはイマイチらしい。爆笑笑