安倍首相と「遺恨」残す部署が解体危機・・・NHK。
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■そこまでやるかNHK
安倍首相と「遺恨」残す部署が解体危機
公開日:2019/02/15
NHKが現在、各番組を作る
「制作局」の組織改編を検討
していることが、日刊ゲンダイ
の調べで分かった。
見過ごせないのは硬派な
ドキュメンタリー番組を制作して
きた部署が事実上、解体されそう
なこと。
この部署こそ、2005年に発覚
した安倍首相が政治介入したと
される番組改変問題の当事者なのだ。
■05年発覚「番組改変」問題の当該部局
解体されるのは、制作局第1制作
センターの「文化・福祉番組部」だ。
現在「こころの時代」や
「ハートネットTV」 などを担当。
ETV特集など硬派なドキュメンタリー
番組も制作し、昨年は
「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる
子どもたち~」が文化庁 芸術祭・テレビ
ドキュメンタリー部門の大賞を受賞する
など、これまで数々の賞を総ナメしてきた。
組織改編について、同部の部長が部員に
緊急説明会を開いたのは今月4日のこと。
縦割りの弊害をなくし、今年4月から
長時間労働を法規制で厳罰化する
「働き方改革」に対処するなどの理由で、
制作局内の8部署を廃止。
局員約630人が「教育・次世代」
「ドラマ」「音楽・芸能」など担当
ジャンルごとに、新たな6ユニットに
振り分けられることを説明したという。
「各ユニット間では人事発令なしに
ディレクターを年がら年中異動させる
ことが可能となり、上司のサジ加減
ひとつでパワハラ人事が起きる可能性
もあります」 (あるNHK局員)
■硬派ディレクターが「あさイチ」担当に
8つの部署が6つに分かれる過程で、
複数の部署が統合されるのは理解できる。
しかし、なぜか文化・福祉部だけ
「社会・文化」「科学・ライフ・福祉」
の2つのユニットへの分離を検討。
ドキュメンタリーに携わってきた
ディレクターを、視聴率競争が激しく
人材不足の「あさイチ」などの制作に
回す予定だ。
狙い撃ちのような解体案に局員は
「公共放送としての番組の質の低下に
つながる」と猛反発。
というのも、この部署は安倍首相とは
因縁浅からぬ関係にある。
01年1月放送の
「ETV特集シリーズ『戦争をどう裁くか』
第2夜『問われる戦時性暴力』」 を制作。
従軍慰安婦制度を裁く民衆 法廷を扱った
ことに、安倍首相と中川昭一元財務相
(故人)が放送 前日にNHK幹部を呼び
出し、「偏った 内容だ」と注文をつけ、
NHKが番組内容を大幅に改変したとされ
る。この 顛末を05年1月に朝日新聞が
報道。 大騒ぎとなったが、安倍首相もNHK
も報道を否定し、いまだ真相は不明のままだ。
「反権力を掲げ『NHK最後 の良心』と呼ば
れる部署で、以前から潰したいと思っている
幹部は数多く、 これまでも事あるごとに潰そ
うとして きました。正直『またか』の感はあり
ますが、いよいよ解体されてしまうのではと
現場は危機感を募らせてい ます」
(別のNHK局員)
13日には制作局長が改めて部員に説明。
局長は「もう一度考えさせて欲しい」 と
語ったが、再検討結果をいつ示すのかは
明確にしなかったようだ。
現場の声が聞き入れられない組織に嫌気が
差し、離職を検討する局員も続出している
という。
NHKの報道局幹部が安倍官邸におもねり、
忖度ニュースをタレ流す中、制作局からも
人材が流出すれば、ますます公共放送の質が
低下しかね ない。
NHK広報局は日刊ゲンダイの取材にこう
答えた。
「限られた経営資源で最高水準の 放送・
サービスを継続的に実施していくための
最善の業務体制を検討しています。官邸に
忖度した組織 改編?ご指摘のような意図は
一切 ありません」
その言葉を信用できるような組織にいい
加減、NHKは生まれ変わって欲しい。
【転載終了】
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トップがばかだと、国中がバカになって
しまうのでしょか。
いよいよ、「犬あっちいけ~」になって
しまいますね。