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Haruna Terazono

自己責任の意味に気付かされる「散歩するネコ」/群ようこ

2019.03.05 01:49

れんげ荘物語シリーズの4作目「散歩するネコ」が出た!!!


れんげ荘シリーズは、働くことに疲れきった主人公が、これからギリギリ生きていけるお金を貯めたあと、早期退職して働かずに生活していくお話。

※前作の感想などはコチラ↓↓↓

今作では、折り合いが悪かった母親が倒れ、認知症になったり、危なっかしくてほっとけない隣人を心配したりと、同じ日々が続いているようで色々ある日常が描かれている。


れんげ荘シリーズは、ドラマティックな出来事には無縁の作品。

それでも、4作目まで楽しみに読み、たまに主人公は今どうしてるだろうと思いながら次作を待ってしまうのは、この主人公が、迷いながらも自分の人生の選択を責任を持ってしていっているからだと思う。

誰かが何とかしてくれないかな~って思いながら、何となく決めて、間違えてしまったら誰かのせいにしたくなる・・・そんな私には、主人公は襟を正してくれる存在。

もちろん、同じような暮らしはできないし、憧れることはないけど、自分の足で立っているところはかっこいい。

今作では、危なっかしい隣人の他力本願すぎる生き方が描かれているので、主人公が、責任を持って今の生活を選択をしたことがより伝わってきた。


そんなことは、知る由もなく、今作でも、主人公が働ける年齢にも関わらず働かないでいると、役所の人があれこれ提案してくる。

個人の考えに耳を傾けず、ただただ働くことが正しいと言う価値観を、悪気なく押し付けてくる役所の対応のシーンを読みながら、多用な価値観を受け入れる難しさを感じた。

役所の人たちは、自分たちの考えが正しいと信じて疑わず、主人公の生き方を頭ごなしにネガティブな選択だと思い込み、自分の仕事は正義だとして上から目線で、求めていない手を差しのべてくる。

想像力働かせるって簡単じゃないし、自分と違う価値観が存在することって自分が信じてきたことが揺らぐ気がして怖かったりもする。

つまり、無知なのは役所の人の方では・・・と思えちゃう。


れんげ荘シリーズを見てると、生活をしていく中で、人の助けがありがたいことも、煩わしいこともあるものだな。


自分の選択に責任を持てるのは自分だけ。

誰かが何とかしてるわけではない。

そして、他人の価値観に翻弄されないようにしたい!

忘れないように、次作を待とう。


2月は、逃げる。

3月が、去る。とは本当によく言ったもの。

2月は、娘の幼稚園での学級閉鎖から始まり、バタバタしているうちに、逃げていってしまった!

(しかも、3キロ近く太った!!!なんてこった!子育てのストレスを言い訳に・・・いや、どう考えても自己責任・・・)


このままでは3月もあっという間に去ってしまう!

来年度の準備しっかりしなくては!

ひとまず、3月1日は、さいたま新都心でお仕事してきた!

で、帰りに、久々に一人の休憩時間。

カルディ―ってカフェもあるんだ~

おみやげは、ひなまつりショートケーキ♪


ケーキを食べてしまったけど、今からダイエット・・・

頑張らなくては!!!