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左大文字

2025.08.28 21:00

残暑厳しい折ですが、

いかがお過ごしでしょうか。

京都・大文字のつづきです。

法音寺から大北山の左大文字へ。

奥に見える山が大北山。松明の火がわずかに見えてきました。

ちなみに昼の様子。ぜひ見比べてみてください。

雨が降りしきるなか、山上へ松明が運ばれていきます。

炎による明かりは現代では非日常を感じさせます。

松明の火が中央にかたまっています。

点火へと動き出しました。

20時15分、いよいよ火床に火が灯されます。

わたしどもも割木を納めましたが、

つつがなくご先祖様がお帰りになるよう、祈ります。

ふだん多忙にかまけている私にとって、ご先祖様へ感謝するありがたい機会です。

この時間帯には雨もやんでいました。

火勢が高まっていきます。

まるで映画のセットが炎上しているかのよう。

左大文字では53基の火床に火が灯されます。

煙の量もすさまじいです。

いよいよ火柱となって燃え盛り、

炎が斜面を走っているかのよう。

こうして大の字がきれいな形になっていきます。

衣笠・大北山の左大文字です。

火床ですが、傾斜によっては高さ3メートルのものもあるそう。

人の背丈よりも高い火床。

低い火床は30センチほど。

ちなみに大の字の横棒は長さ48メートル。

左の払いが長さ68メートル。

右の払いは59メートルと左より少し短いようです。

炎を見ていると、不思議と安らかな心持ちになります。

とはいえ、激しく火の粉が散っており、

そばにいると相当熱いと思います。

これだけ大掛かりなことを毎年行ってくださっているのは、

とても大変なことであって、けっして当たり前のことでないので、

関係者の方々には、心から感謝しなくてはなりません。

左大文字の点火時間は30分ほど。

やがて炎の勢いは衰えていきます。

少しずつ火勢が弱まってきました。

この衰えたころが切なくもあり、ありがたくも感じられ、

個人的にもっとも好きな時間帯です。


京都の人たちにとっては、大文字が終わったら、すなわち夏の終わりだそう。


どうぞ良き一日をお過ごしください。