対韓「経済制裁」強行で偽装アベノミクス自爆・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■深まる亀裂・・・
対韓「経済制裁」強行で偽装アベノミクス自爆
公開日:2019/02/16
悪化の一途をたどる日韓関係が、
ますますこじれている。
ドイツで開催中のミュンヘン安全保障
会議に合わせて15日、日韓外相会談
が行われたが、主張は真っ向対立。
一歩も引かない文在寅政権の姿勢に、
安倍自民はいよいよ強硬。
経済制裁を含む対抗措置の発動を
求める声が大きくなっているが、
ヘタを打てば偽装アベノミクスに自ら
トドメを刺すことになりかねない。
徴用工問題では、韓国の裁判所による
新日鉄住金の韓国内資産差し押さえ決定
を受け、安倍政権は先月9日に日韓請求権
協定に基づく2国間協議を要請。
30日以内の回答を求め、同23日の
外相会談でも河野外相が康京和外相に
受け入れを求めたが、期限の今月8日
まで返答ナシ。
訴訟の原告側が差し押さえた新日鉄
住金の資産売却手続きを始めると
表明したため、河野外相は
「事態がエスカレートしないよう、早く
結論を出してほしい」と迫ったが、
康は「綿密に検討する」と従来の見解
を繰り返すだけだった。
慰安婦問題で文喜相国会議長が
「解決には天皇の謝罪が望ましい」と
発言したことについても、安倍政権は
5回抗議し、謝罪と撤回を求めてきたが
ナシのつぶて。
むしろ、安倍首相が国会で
「甚だしく不適切で、謝罪と撤回を求めて
いく」と語気を強めたことが韓国世論の
反日感情を増幅。
元徴用工訴訟の対応策を担う李洛淵首相も
「最近、日本の一部の政治家や元外交官ら
が嫌韓の流れに迎合しようと、信頼から
外れた言動を続けている」と反発していた。
■韓国は貿易黒字の“お得意様”
もっとも嫌韓ムキ出しの安倍首相にとって、
悪い展開ではないようだ。
「新日鉄の資産が現金化されるタイミング
が対抗措置を発動する号砲になりそうです。
請求権協定 に沿い、第三国の委員を交えた
仲裁委員会の設置に動く一方、日本企業が
被る損害を理由に制裁に踏み込むシナリオ
です。自民党内の強硬派からは駐韓大使の
召還や 韓国人に対する就労ビザの制限、
さらには経済制裁を求める声が 強まっている」
(与党関係者)
北方領土返還を巡る対ロ交渉での腰抜け
ぶりとは打って変わり、異様なほどの強気
一辺倒だ。
しかし、毎月勤労統計のインチキ調査に
端を発した統計不正で、賃金と景気を
上向かせたと喧伝してきたアベノミクス
が嘘八百だとバレたのに、経済バトルを
仕掛けている場合なのか。
経済評論家の斎藤満氏は言う。
「日本経済は相当悪くなっており、昨年
秋から景気後退局面に入っていた懸念が
高まっています。昨年の貿易収支は
約1兆2000億円の赤字。米中貿易戦争
で中国経済が低迷したあおりで輸出が
急減速し、3年ぶりの赤字に転落しました。
そうした厳しい状況の中、韓国は稼がせて
くれる“お得意さま”。昨年の対韓貿易黒字
は前年比20・5%減ではありました が、
約2兆2400億円に上っている。人気
取りのために、“お得意さま”と真正面から
ケンカをするのは生産的ではない。日本
が失うものが大き過ぎます」
安倍首相の暴走で、 瀕死のアベノミクス
の自爆が迫っている。
【転載終了】
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安倍首相は元々、外交音痴なので
このようなこともあり得ますが、問題
は経済です。
頑なに「アベノミクス」の失敗を認め
ようとしないため、益々、経済の落ち
込みが顕著になってきているのでしょう。
対策が遅れれば、有効な成果が得ら
れなくなります。