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動態保存は永遠ではない

2019.02.17 09:29

 動態保存されている車両は、いつの日にか動くことができなくなる日がやってくると思っています。昨年10月にマグネットスイッチが壊れ、交換部品が無いことで思い知りました。オイル交換でもそう。エレメントが純正品と社外品の双方共に供給が終わっています。消耗品としていろいろな部品が必要なのですが、それらの供給も終わっています。直して使えるものならば直しますが、直せないものがあるのも事実。この事態を重く受け止め、私たちの動態保存もそろそろ限界かと考えています。2022年8月にキハ3動態保存の終了を予定し、それまでに部品の確保できる伝手を探し出します。確保できないと判断すれば、そのまま運転を終了とさせていただきます。壊れてから終了させるのは私の意思に反しますので。

 マグネットスイッチは早くて今月中に退院してくる模様です。今回はこれでエンジンが掛かることでしょう。しかし、これまでの修理履歴を見ると、スーパーチャージャー冷却器分解整備、ラジエーター交換、ゴムホース交換、インジェクションポンプ固着(分解整備)、セルモーター分解整備、ダイナモ巻き替えがありました。

 ひとつ念押しさせてもらうと、整備が嫌だからやめるのではありません。壊れてしまって、交換部品が必要なのに入手できないから、壊れる前にやめたいのです。2022年というのは、私の定年でもあるということ。自動車関連の仕事から離れるかもしれませんし、今の伝手も繋がることができなくなるかもしれません。壊れてしまって突然「運転終了」を皆様に宣告するのは、私にとっても辛いものがあります。だからこそ予告させていただきます。来年からの3年間、皆様のご来場をお待ちしております。

2020年~2022年までの運転計画

公開日は5月、6月、7月、8月、10月を設定し、5月、10月は鉱山電車のみ運転。

キハ3体験乗車は6月、7月、8月の13時、14時、15時の3回運行。

キハ3動態保存終了後、2023年より鉱山電車のみの運行で公開日を継続します。