一般質問通告、クマ対応の提言書
9月4日(木)
2日に9月定例会議が開会し、昨日3日は一般質問の通告が出揃いました。
今回は3名の議員から通告書が提出され、10日の一般質問でそれぞれの分野で村政を質します。
6月定例会議から一般質問の方式がより分かりやすい形に変更になりました。
ぜひ傍聴にお越しください。
(通告内容は議会ブログから)
今年はクマの出没や被害が各地で報告されております。
東成瀬村では、ツキノワグマの出没がこれまでになく民家周辺で多発している事実があり、局面が明らかに変わったと言えるでしょう。
その様な状況を受け本日4日、議会として対応策の拡充などの「提言書」を村長宛てに提出いたしました。
「ツキノワグマ出没に関する緊急提言書」
令和7年度の県内におけるツキノワグマの被害は、過去最多の2023年度と同程度で推移しており、また、秋田県は7月末時点で「今年度は令和5年度のような大量出没になるおそれがある」、「季節を問わずいつでも・どこでも・誰でもクマに会う可能性がある」と公式に注意喚起しており、ブナの大凶作などによるツキノワグマの人里出没リスクが高まるとしてる。
現実として、今年の東成瀬村におけるツキノワグマ出没は、民家周辺での目撃・食害が多発している事が状況の大きな変化である。民家への侵入事例も発生しており、民家周辺での出没の多発は従来の山間部や農地での出没傾向とは異なり、ツキノワグマの行動範囲や行動様式が変化してきていることを示唆するものである。村内の家屋の中からの目撃情報などは、従来と異なる象徴的な事案と考えられる。
他の地域では、民家周辺、通学路での人身被害も報道されている。
このような生活圏直近での出没は、住民の心理的負担や日常生活への影響が極めて大きく、通学・外出・日常生活・農作業などあらゆる活動の安全を脅かす状況である。
議会として、住民の安全確保を最優先に、下記の事項について早急に対応されるよう提言いたします。
●通報体制、●児童生徒の通学の安全確保、●捕獲体制強化・拡充、●猟友会関連
項目別の内容は省略しますが、このような内容で提言を実施いたしました。
8月下旬から昨日までの10日ほどで4頭の捕獲実績となっており、特に8月過ぎからの目撃、出没の痕跡、食害が相次いでおり、安全最優先の対応をする必要があります。